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ローデッド・ウェポン1のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ローデッド・ウェポン1(1993年製作の映画)
3.6
プッツン刑事ジャック・コルト(エミリオ・エステベス)は、愛するクレアが行方不明になり、自暴自棄になっていた。
コンビニエンス・ストアで遭遇した凶悪犯に八つ当たりして拳銃を乱射する荒れように、クレアとはどんな女なのかと思いきや、単なるジャックの愛犬だった。
ジャックの配属されているメトロポリタン署には、もう一人の名物刑事ウェス・ルガー(サミュエル・L・ジャクソン)がいる。
彼は刑事にあるまじき拳銃恐怖症だった。2日後の退職日を心待ちにしているウェスにザ・マン(クリストファー・ランバート)は、ポリスアカデミー時代の同僚ヨーク(ウーピー・ゴールドバーグ)が殺されたことを教える。
犯人はワイルダネス・クッキーの売り子に変装したジグソー(ティム・カリー)だった。
ジグソーは麻薬密売組織の殺し屋で、ヨークの持っていたコカイン製造法のマイクロ・フィルムを手に入れようとしていたのだ。
ウェスは残り48時間の間にヨーク殺害事件の犯人をアゲたいと思い、ジャックと組んで捜査することになる。
このリーサル・ウェポンならぬ、ローデッド・ウェポンのコンビは、果たして48時間以内に犯人をアゲられるか?
「リーサル・ウェポン」をベースに、「羊たちの沈黙」「氷の微笑」「ダイ・ハード」などの映画をパロディーにしたパロディ・コメディアクション映画。
基本的には、「リーサル・ウェポン」を主人公リッグスとマータフの設定やリッグスの無鉄砲な暴走ぶりや傷自慢から恋に落ちる展開など細かくネタにし、マータフならぬウェスの堅物ぶりはマータフや「ダイ・ハード」に登場する拳銃が撃てないパウエル巡査長を元ネタにさらにやり過ぎにアレンジしていたり、「羊たちの沈黙」のレクターのようなインテリ犯罪者や「氷の微笑」のキャサリンのような悪女もバカバカしいアレンジにされていたり、刑事アクションのお約束を細かくネタに笑い飛ばしていて、刑事アクション映画好きならいちいち「これなー」「それなー」と頷きながら笑って楽しめるパロディ・アクションコメディ映画。
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