学校で問題ばかり起こしているヘビが大好きでヘビが唯一の友達で二の腕に明らかにシールってわかるダサいタトゥーを入れてる主人公。体面ばかりの父親ともそりが合わず、真実を話しても信じてもらえない。新しく転校した先でめっちゃかわいい彼女ができるんだけどある日目の前で燃やされ殺されてしまう…ハメられてしまった主人公。もはや狼少年のような彼の話を誰も取り合わないなか唯一信頼を示す刑事、ウォーケンさんが現れます。

てっきりここからバディもの…と思いきやそうじゃなかった！一体ウォーケンさんは何をしてたんだってくらい出てきません笑。

電動ドリルで頭をぶち抜く！爆弾で下半身ドッカーンの連続殺人鬼、なんて書かれていて期待感マックスにさせられるこの殺人もなかなかはじまらなくて、謎のPVがはじまったり記憶が飛んだかなってくらい何が起きてるかわからないシーンを挟みつつとりあえず主人公が限られたタイムリミットのなかで真犯人を見つけるべく奔走する。

このタイムリミットもちょっとよくわかんなかったりここでなぜこの音楽だとかカット割り、編集などあれれってところが多くてツッコミどころは満載なんだけど、意外と練られているというか、どんでん返しはすごかった！真相もなかなかエグい。


それに主人公が狼少年的になってしまったのは生まれて間もなく出ていってしまった母親や、わかり合えない父親への反抗だったりするのがわかってきて切なかったりもする。なのになのに、次から次へと不幸がやってくるわ恋人の知りたくなかった部分を知るハメになるわで、もうやめたげてー！ってなるんだけど、最後は一応ハッピーエンドになれたのでよかったです。


タイトルの前にはクリストファー・ウォーケン『ミッドナイトチェイサー』って書いてある。

パッケージの裏にも"クリストファー・ウォーケン、それは冷血なる野生！"

と書いてある。

が！しかし！

ウォーケンさん！「匂いをたどってた」ってだけで！ほぼほぼ出てこない！でも登場シーンがムダにカッコよかったです。ウォーケンさん『スリーピー・ホロウ』の首なし騎士がはじめましてで、たぶんあとは『セブンサイコパス』くらいしか観たことがなく…クローネンバーグ の『デッドゾーン』を観たいぞ！と思いつつ先延ばしにしてしまっているなかで、ちゃんとウォーケンさん観るのはじめてだぞ楽しみ〜と思ってたので肩透かしは食らいました。手に取ってもらうためにはネームバリューのある方をどうしてもっていうのはあるんで仕方ないとは思うんですけどね。わたしもそうじゃなかったら正直手にとらなかっただろうし…

はじめ主人公がマイケル・J・フォックスの流行りで出てきたのかな？みたいな低身長で童顔の甘いルックスしてるな〜とか、演技がクサくてアイドル的で鼻につくなと思ってたけど、だんだん良くなってきた。


はじめは「これ、大丈夫かしら？」なんて思ったけどわりとおもしろかったです！思わぬ掘り出しものでした！DVD化を望む声がけっこうありましたが、なんとなーくならない理由もわかった気がします😅編集はアレだけど！編集はアレだけどー！ストーリーはいいと思うので、もっと編集をうまいことして演出もやり過ぎずに(←ここ大事笑)リメイクしたらもっとよさそう。

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• #ameri2021

VHS

問題児が転校して、心を入れ替えてやり直そうとするところで始まった恋。しかし、その女の子が何者かに殺されてしまう。
濡れ衣を着せられて、疑いを晴らそうとする青年の成長サスペンス映画。

面白い。主人公の不良が嫌味を言いながらも芯の強さを感じるようなキャラクターで、いい役者。

この映画の初レビューいぇーい！