ハリウッド版のリメイクを見てしまったこと。そしてあまりにも有名な結末が知られすぎていること。
この2点のため本編を見てもそれほど感動することはなく、冷静に最後まで見てしまった。
主役は紛れもなく犬たちであり、高倉健をはじめとした役者陣はすべて添え物。
思いの外ドキュメンタリーっぽく撮られており、突き放した視線が置いてけぼりにされた犬たちと重なる。
付け足した犬の行方や、なぜ残さなければならなかった犬たちの理由など、フィクションの部分が多いのは致し方ない。
犬好きなら泣けるのだろうが、泣く映画という捉え方よりも実話なのでドキュメントと考えたほうがいいかも。