いつもの勧善懲悪なやくざ映画とちょっと違う鶴田浩二主演の映画
鉄道を敷こうとするやくざと鉄道が敷かれたら仕事が無くなる川船頭のやくざが対立するおはなし
いつものやくざ映画なら鉄道や道路を作ろうとするやくざが悪者なパターンが多いけども今作は新興勢力の鉄道側が主人公サイドの珍しい展開
川船頭サイドの天知茂が川船頭が廃れる産業だと分かっていて2つの組みの対立を止めようとしているってのもあんま見ない展開
やくざ映画の警察は大体やくざと手を組んでる悪徳警官が出がちだけど善玉で刑事が出てくるのも珍しいパターンで良かった
警察が身内にいるのに暴力で解決しようとする鶴田浩二というかやくざという生き物のバカさ頑固さが際立っていたし
鶴田浩二と天知茂の戦わなくても良い2人が無理矢理戦いに巻き込まれていく展開は
良くカンフー映画で見るパターンで
任侠映画がカンフー映画に与えた影響の強さを知れてめちゃくちゃ勉強になった
特にメジャーなタイトルじゃないけどこういう良作を発掘するのでやくざ映画掘りはやめられない
千葉真一も頑張ってたので観ましょう