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月曜日のユカのshunのレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
4.3
久しぶりの邦画にこれを選んでよかった。

パトロンが何人もいて誰とでも寝る18才の少女ユカ

「寝るわよ誰とでも
男を悦ばせるのが最大の喜び、人生の目的
素直なのよ、純なのよ
でもキッスはダメよ、キッスはさせないの
清潔よあの子、商売女と違うのよ
教会にもちゃんと行くんだから
要するにかわいい女」

60年代のヨコハマ
外国人で賑わい英語が飛び交う戦後の港町

白黒が加賀まりこの美しさを際立たせる。整った顔立ちと愛らしい仕草でオードリー・ヘップバーンやブリジッド・バルドーを彷彿させるといわれるのも納得。唇の形が好き

男を悦ばせるのが人生の目的だと言う女性主人公の映画なんて今作ったら色んなところから批判が来そう。話は軽快にコミカルに進むのだけど戦後日本を生きるユカやユカの母親がどこか切なく思える。

とにかく音楽や映像、主人公の撮り方がオシャレだ…
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