ハレンチ学園在学生

月曜日のユカのハレンチ学園在学生のレビュー・感想・評価

月曜日のユカ(1964年製作の映画)
3.8
64年日活。久々の再見。元祖パパ活映画とも言うべきか。表題は、日曜日は家族と過ごすものゆえ、愛人とは月曜日に会うものというほどの意味。先日ちょうど同年に公開された篠田正浩の「乾いた花」を見たのだが、中平作品のほうがスタイリッシュで時代を感じさせない。加賀まりこもより魅力的だ。脚本家に斎藤耕一と倉本聰の名があるがそこらへんも要因かもしれない。ボーイフレンド(中尾彬)を失ってもパトロン(加藤武)を溺死?させても、何くわぬ顔で、その器量のよさで(若いうちは)どうとでも生き抜いていけそうな「明るい未来」を感じさせるラストもよい。