et1158

籠の中の乙女のet1158のレビュー・感想・評価

籠の中の乙女(2009年製作の映画)
3.7
人間は家族と生活し、そこでいろんな事を学ぶ。
そこでは、父が王で有り、母が王女である。
家族とは一つの「国」だ。
国民である子供達は、従わないといけない。
今作は、その尖点を見た気がする。
徹底した主従関係は撮影にも及ぶ。
人物が絵に収まるかなんて事は気にせず、自ら寄り添わない。
まるで、そっちから絵の中に入ってこいとゆう様。
映画を従わせる。
そんな図式に見えた。
ラストカットは、その反発だ。
従わせた映画を最後に放任する。

とても素晴らしい映画でした。
et1158

et1158