歪な空間に閉じ込められ、画面内の「常識」が観客にとっての「常識」とは異なる、というキリスト教原理主義的な設定(公開当時の2012年は革新的だった可能性もあるが…)。
気味悪さを描くのが上手すぎると…
何なのこれみたいなシーンがずっと続くんだけど、たまに可笑しくて笑ってしまうシーンもある
親が子供に洗脳教育するのも監禁描写を観て不快に感じるのも、根っこにあるのは生命の安定や維持なんだなと思う
…
あまり深く考えずに感性で観た方が良いのかな。
ヨルゴスランティモス監督。
後になってカルト的人気が出るんだろうなあと、今もう既にカルト的な存在なんだろうな。
新進気鋭とか現代アートとか、わっけ…
静かに狂った世界で彼らは普通に生きている。いや、狂ってる。狂ってるんだけど、本人たちは狂ってる自覚がない。なぜなら、子供たちは両親の作り上げた箱庭しか知らず、父親は子を守るゆえの教育だと信じてるから…
>>続きを読む庭には2羽ゾンビが咲いている。
ネコが凶暴化した危険な外界から子供たちを守る過保護な父親と従順過ぎる妻。
子供と言っても3人は成人している。
訓練もしてシールも集まった。
いざという時の為に犬の訓練…
一度見ただけでその衝撃が脳ミソに刻まれる映画。ヨルゴス・ランティモスは狂っている。
数年前に視聴して、今もすべてのシーンを克明に覚えている。そんな作品にはなかなか巡り合えない。
とにかく狂っていると…
家父長制の極大化した姿こそ独裁政権の姿ってことか。それを創作の力が上回る!!(上回らない?)
「聖なるイチジクの種」を鑑賞し、本作と似てる気がして再鑑賞。
ヨルゴス・ランティモスらしい不快な表…