ATSUSHI

U.M.A レイク・プラシッドのATSUSHIのレビュー・感想・評価

U.M.A レイク・プラシッド(1999年製作の映画)
3.3
主役はワニ?
残念ながらノー。アニマトロニクスのクオリティはそれなりで序盤の人体真っ二つのインパクトは絶大。そもそもUMA関係じゃないし

ビル・プルマン?
カッコいいけど活躍どころもそんな多くはないしノー

ブリジット・フォンダ?
可愛いし終盤のダイブもハラハラさせてくれる。前半は田舎の文句ばっかり垂れてたところが、後半から仲間の喧嘩を中和させる姿もある、とても大きな役割を担っている姫。
だが、彼女もちょっと違う


じゃあ誰だよ、との事ですが
これはもうワニ崇拝者、オリヴァー・プラットですよ。
オールタイムベスト『アンドリューNDR114』の頭のデカい整備士(&生涯独身系男子(泣))ルパート役でもお馴染み。フィルモグラフィーの濃さも納得で、「なんか見た事ある」系の俳優さん。
本作でも決してイケメンではないおデブさんなのだけど、やたら女遊びが派手そうで巨乳の女性警官といちゃつき始めては、保安官と子供じみた喧嘩を繰り広げる。Tom Jonesの曲で踊り狂う姿なんて強烈(笑)


さらには、ワニハンターの主人公一連に対抗する面白キャラに、御年99歳の大御所ベティ・ホワイト様!
「主人はワニのエサにしてやった」と衝撃の自白から始まり、Suck my dick!とばかりの警官たちへの喧嘩腰っぷりにまた笑わせられる。そう、彼女がワニたちを巨大化させた張本人なのだ!


以前に『クロール 凶暴領域』のレビューで本シリーズを実質コメディと書いたが、久々にU-NEXTで鑑賞してもその印象は変わらなかった。『ジョーズ』をはじめとしたガチなアニマルパニックを求める方には憤慨モノなので注意が必要だ。

この後に完成される続編何作はDVDスルーで残念なCGが炸裂するわけだが、アニマルパニックとして割とテンポ良くてそれなりの出来。
個人的好きなのは『2』『ファイナル』かな