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踊らん哉のjumoのレビュー・感想・評価

踊らん哉(1937年製作の映画)
4.2
まず邦題。クソ邦題には積極的に唾を吐いていくのが私の信条ですが、踊らん哉て…!
2020年の私には原題よりビンビン響いちゃって、たまらん哉!クソ邦題もビンテージになるとクセになる不思議

アステアのタップとバレエと歌声が十二分に味わえる、ミュージカル全部のせ映画
アステアがロジャースと恋に落ちる100通りの道筋をスクリーンで観たい身としては、離婚するために結婚する2人のこじらせ具合(というかねじの抜け具合)が可愛すぎて身悶えた…なにこれ!

ローラースケートはいてタップとか、ロジャースのお面をつけた群舞とか奇を衒った演出も、長く続くコンビ映画に一石投じる心意気が伝わって好き
「君と踊れないから、せめて君のイメージと踊る」ってアステアで誤魔化されてるけど、自分のお面をつけたダンサー(大量)と踊られるって冷静に考えると怖いね

恋人たちの予感で、Let's Call the Whole Things Off が流れるのが好きなんだけど、この映画で愛おしさ6万倍くらいになって登場してたので、そこだけでもいいからみんな観て…
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