Mai

オーソン・ウェルズの オセロのMaiのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

なんで素直にハンカチをなくしたと言わないんなデズデモーナ!笑
最初、キャシオとロドリーゴがどっちがどっちか分からず、話についていくのに少し苦労したw
イアーゴが悪い顔しててさすが。笑

デズデモーナがそんな女ではないことは明らかなんだから、そこは信じてやれよ。(と思うと同時に、花のち晴れの主人公の「なんで好きなやつを一番に信じてあげられないんだよ!」を思い出す。笑)

でも、オセロの気持ちもわかる。
信じたい人だからこそ、辛く、何を信じたらいいのかわからなくなる。信じているからこそ、万が一本当だったらと思うと怖くて気がおかしくなる。
馬鹿馬鹿しいとわかっていても、何を信じていいのかわからなくなる。でもきっとそれが恋なんだろうな。
ハンカチ一つで、という気もするが。笑

やっぱり人の言葉を鵜呑みにして本人と話さないの一番良くないな。笑
綺麗なものも汚く見えるんだよな。そんな自分にまた悲しくなるんだよな。(でもこれじゃデズデモーナが可哀想すぎるけど)


言葉がとてもミュージカルらしいというか、ただのセリフではなく芸術だった。シェイクスピアの原作を読んだらこんな感じなのだろうか。

イアーゴがオセロに「キャシオが寝たって言ってた」と責めるシーンの映像の切り替え方が良かった。時代を感じる。わかりやすいが映像ってこういうことだよな。

===
と、ほぼストーリーの感想になってしまうが
映像や構成に関してなんにも言えないのは、自分はまだまだそこら辺が勉強不足というか経験不足なんだなと思った。(Filmarkの他のコメントを見て)

あとはやっぱりそもそものストーリーが素晴らしすぎるんだな。
Mai

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