囚人13号

暗黒街の帝王レッグス・ダイヤモンドの囚人13号のネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ベティカーの100分は大作ね。ポケットから覗かせる二挺拳銃が西部劇を匂わせ、復讐のため射的を習いギャングの大物に接近し彼の情婦にも色目を使い、自らをダイヤモンドの如く磨きをかけていく。

徹底して心情を排して下克上を行動描写のみで見せていくも最後の最後、時代の変化についていけなくなった男が周囲に見放されていく描写で観客の心が少しだけ傾く。
しかしここまでしぶとく生き残ってきた男にはそれ相応の死に様が用意されており、リアリティ云々を無視してただ映画的な面白さだけが際立つ。最高。
囚人13号

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