ハシオ

ミッドナイト・イン・パリのハシオのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.5
本作は、2011年のパリで撮影したスペイン製作によるアメリカ映画。
監督・脚本はウディ・アレンが務め、第84回アカデミー賞で脚本賞を受賞しています。

内容としては…ハリウッドの売れっ子脚本家・ギル(オーウェン・ウィルソン)が婚約者のイネス(レイチェル・マクアダムス)とパリを訪れるところからスタート。

脚本家として安定していながらも本当は小説家を目指したいギルと、リアリストのイネスは、結婚間近にも関わらずギクシャクした関係になってしまい、ひょんなことからギルは一人で深夜のパリを彷徨うことに。

そんな時、深夜0時を告げる鐘に導かれ迷い込んだ先は、なんとギルが憧れる芸術が花開く1920年代のパリだった…!というストーリーです。

とにかく、オシャレでファニーな映画。
タイムトラベルものではあるものの、時間を行き来する明確なルールはなく、曖昧なままで逆にその“曖昧さ”がロマンチックで素敵でしたね。
自分で想像すれば、大正時代の東京で芥川龍之介やら江戸川乱歩とか会う感じかな?
そう考えるだけで楽しくなります。

色々とセクハラ問題等で干されているウディ・アレンでしたが、このまま終わるのは勿体ないな~。
ハシオ

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