“現在”って不満なものなんだ
それが人生だから
ハリウッドの人気脚本家ギルはパリの魔力に取り憑かれ小説を書くためにパリに住みたいと婚約者に懇願するが取り合ってもらえない。
婚約者の友人夫婦とのダンスパーティに付き合っていられないギルは酒に酔ったままホテルへとぼとぼ帰っていた。
帰り道がわからなくなり困り果て路上に座り込んだ時、時計の針が0時をさし真夜中の鐘が鳴ったと思えば、あの夢にまで見た1920年代のパリにタイムスリップしていた!
冒頭長々と映されるパリの美しい情景もいいがタイムスリップしてからのセピア色をした画面が非常に好みだ。
小説家志望のギルがヘミングウェイ、ガートルード・スタイン、フィッツジェラルド等の伝説に遭遇し目を輝かせ、その後呆然とする所を見るだけで感情移入MAX
オタクの夢が叶う瞬間ってこんな感じだろうな。
目がギンギンで笑った。
マイベスト エイドリアン・ブロディ映画でもあり、マイベスト レア・セドゥ映画でもある。
好き&好きで愛してる作品。
婚約者がいながら…という意見もわかるが、あんなの惹かれない人間いる?
婚約者にも大いに問題があるように見えたし、ギルには同情する…
僕にもっと教養があれば、更に点数は上がっただろう。
ラストシーン、最高すぎる。
昔を思い懐かしむ気持ちはいつの時代も変わらない。