毬子

ミッドナイト・イン・パリの毬子のレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.8
『現在って不満なもんなんだ、それが人生だから。』

夜のパリをひとり散歩していると12時の鐘が鳴り1台の車がやってきた。
誘われて迷い込んだ先は1920年代のパリの街。文学・芸術・音楽で有名な偉人たちに次々と出会い、刺激と人生を考えるきっかけをもらう。

オープニングからパリの街並みと素敵な音楽にうっとり。雨に煙る街も美しい。

ピカソの絵のエピソードも面白いが、ヘミングウェイの言葉がとてもカッコよくて「さすがヘミングウェイ!!」とひとりで盛りあがった。

表面的にはうまくいっている恋人との関係、しかし一緒に暮らすなら文学や音楽、芸術などの価値観も合う人がいいなと心底感じた。
愛だけでは補いきれないもの、ありますね。

エンドロールの最後の曲が「天国と地獄」だなんて、なんて遊び心のある監督なんでしょう!笑
毬子

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