じみー

鉄腕ジムのじみーのレビュー・感想・評価

鉄腕ジム(1942年製作の映画)
4.5
19世紀末、アイリッシュの馬丁の息子ジムがダーティーな拳闘を刷新するクリーンなボクサー「ジェントルマン・ジム」として成り上がる。紳士を演じる傲慢なジムの鼻っ柱を折るため、ヒロインの金鉱成金令嬢は、自ら資金を集めて次々と格上の相手をブッキングしていくが、ジムは兄弟喧嘩で鍛え上げた最速のフットワークと左ジャブでヘビー級のハードパンチャーたちを手玉に取る。拳闘狂いの観客たち熱狂。コーヴェット様にお呼び出し!コーヴェット家がまた始めたぞ!天丼ギャグがうまくてゲラゲラ笑える。
ボクシングは興行、ボクサーたちもまた与えられた役割を演じる俳優、しかしひとたびリングにあがればガチンコ……。打ち負かされて「世界最強」から解放されたサリヴァンとジムが素に戻って語り合う瞬間、号泣。
フットワークの執拗なショット、警察から逃れてはしけからぼんぼこ飛び降りる群衆。
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