主要の人物がほぼおじさんでいぶし銀な作風だが、その実はかなり高クオリティなクライム映画であり、そりゃリメイク何本も作られるなってくらいの傑作
犯人グループが地下鉄をジャックするまで冒頭からの流れの見せ方がまずかっこいい
1駅ごとに仲間が乗車し、ジャックするまでのシークエンスに無駄がなく導入としては完璧
犯人同士が色で呼び合うのは"レザボア・ドッグス"の元ネタなのかな?
主人公側のウォルター・マッソーと犯人グループが終盤まで顔も合わせず交渉してるだけだが緊迫感は途切れない
重要な交渉中も意外にジョークを飛ばしあったり所々のユーモアセンスもある
秀逸なラストカットが特に素晴らしい
あのウォルター・マッソーの顔は忘れられない