じゃいろさんの映画レビュー・感想・評価

じゃいろ

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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

こんなに心に突き刺さる映画を見たのは久しぶりだ
何年も前からマイリストにこそ入っていたが後回しにしてしまっていた
今まで見た韓国映画の数はまだ少ないが、間違いなくその中でも上位で好きな作品になった
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電人ザボーガー(2010年製作の映画)

3.6

70年代に放送されていた"電人ザボーガー"という特撮を現代流にリメイクした本作はチープさこそあるが、そのチープさを言い訳にしてベタから逃げるような姿勢ではなくしっかりヒロイックに作られているのが面白い>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

3.6

後世のホラー映画にとんでもない影響を与えた有名作だが今まで見ていなかった

貞子のホラーアイコンとしての存在感とキャラクター性には面白さを感じるが、単純に映画のストーリーにあまり面白さを感じられない
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バチアタリ暴力人間(2010年製作の映画)

3.9

バチアタリ暴力人間というタイトルに恥じないバチアタリで暴力的な人間が好き放題するだけの映画であり、場合によってはただただ胸糞悪いだけの作品になってもおかしくない所を白石晃士の絶妙なキャラクター性の立て>>続きを読む

エグゼクティブ・デシジョン(1996年製作の映画)

3.8

ド派手な爆発や銃撃戦こそなくても90年代らしい娯楽性に富んだアクション映画は撮れることを証明した一作

ストーリーライン自体に目新しさこそなくても、飛行機内というアクションには向いてない限られた空間で
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ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

3.8

スリランカの内戦から逃れるために赤の他人の女と少女を妻と娘とし、擬似家族を作り難民になったものたちの物語

ハードな背景があるストーリーなため常に不穏な空気が漂い安心できない
パリの郊外の団地に住み、
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.7

70年代が舞台の映画だからか作品自体も70年代のヒューマンドラマ風だったのが面白かった

個人的には普段は見ないであろう温かい作品だったので若干長さを感じたが皮肉りながらも成長する登場人物たちは好きに
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.8

原作読だったが記憶が朧気だったから新鮮な気持ちで鑑賞できた
成功と失敗、栄光と挫折を短いランタイムで残酷に描く

藤本タツキは痛々しい人物描写が上手くて
藤野みたいな見栄張りでプライドの高い痛い奴の見
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Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.6

Twitterにて呟かれた148のツイートを映像化した一応実話をベースにした映画(それが真実かは置いといて)

不思議な映画で面白くないんだけどなんか面白い
オシャレな撮り方をしているけどやってること
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.6

似たような人種差別をテーマにしたサスペンス映画のミシシッピーバーニングに比べると直接的なわかりやすい差別描写というよりはやんわり黒人が白人から迫害されている様がリアルで残酷だった

そんな状況下でも警
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.8

デヴィッド・リンチらしい意味不明なカルトっぷりはなりをひそめ、ベタで穏やかなロードムービーに仕上がってる
こういった映画も撮れるのがデヴィッド・リンチの強いところである

仲違いしていた兄に会うために
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.7

久しぶりに遊星からの物体Xを鑑賞したくなったのでついでに前日譚に当たる本作を初鑑賞

基本的には遊星からの物体Xと同じ展開で流石に偉大すぎる前作には適わないが、クリーチャー映画としてはなかなか悪くない
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フェラーリ(2023年製作の映画)

3.5

マイケル・マン作品をスクリーンで見れるのが楽しみというのがあったが話自体はあまり面白くなかった

エンツォ・フェラーリの仕事人としての面と上手くいかない私生活の見せ方のバランスが悪く、最終的にどちらの
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.0

見るのは4年ぶりほどで2度目だが当時より面白く感じた

怖い映画のイメージだったがやっぱり怖い
冷蔵庫とテレビがこんなに怖い映画はなかなかない
メインキャラクターの4人がそれぞれドラッグのせいで地獄に
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バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年製作の映画)

3.9

まずはバッドボーイズを劇場で見れた喜びが大きい
前作のフォーライフは賛否両論だが個人的には大好きな作品だからそこからの繋がりが多い本作は胸が熱くなる

フォーライフの時の湿っぽさと2BADの時のハジケ
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.7

オリジナルの蛇の道が非常に面白かったから少し期待していたがリメイクによってオリジナルより良くなった点はほぼなかった
決してつまらないわけではないがオリジナルを知ってると物足りない感覚はある

柴咲コウ
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シンプル・プラン(1998年製作の映画)

3.8

大金に目が眩んだ自分を普通だと思っている市井の人々が明らかに行き当たりばったりな"シンプル・プラン"を遂行するが、当然上手くいかず徐々にだが確実に最悪の展開に繋がる名作

犯罪のプロフェッショナルでも
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彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

4.0

自分が日頃鑑賞する韓国映画とはテイストの違う作品になっているが、最高に面白かった
個人的に韓国映画で1番好きな映画はアシュラだが本作はその次には好きかもしれない

ただの甘酸っぱい恋愛映画なら自分に
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オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)

3.7

ハイテンションで突っ走るブラックコメディのようだが、実話ベースなのがさらに乾いた笑いが起こる

ニコラス・ケイジのベストテイクの1つであろう今作の演技は鬱陶しいくらいハイテンションだが憎めない塩梅で上
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.9

実際にボストンで起きてしまった爆弾テロ事件の概要と犯人逮捕までの102時間を描いたハードなクライム映画

地元警察やFBIが犯人を追うだけに留まらず、その事件に巻き込まれた人物たちの人生の変化やマラソ
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.7

スポ根映画とはまた変わったドロドロした三角関係を主軸にした作品だが、テニスの試合の熱さは間違いなくある

ゼンデイヤの存在感
彼女じゃないとこの役はハマらないと思える
ジョシュ・オコナーのダメンズ具合
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.5

序盤のモンスターパニック描写は面白かった
白昼堂々と暴れるモンスターを見れるのは評価できる

そこ以外は正直微妙
コミカルなのかシリアスなのか社会情勢など色々詰めすぎ
終わり方もそれでいいの?って
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マッド・ダディ(2017年製作の映画)

3.8

映画鑑賞を続けていると期待していなかった作品が意外な大当りだったことがたまにあるが、本作はまさにそんな作品
小粒ながらかなり面白いスリラーに仕上がっている

唐突に全国の親が子供を殺しにかかるというそ
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ドッグ・イート・ドッグ(2016年製作の映画)

3.6

最序盤のタイトルインまではめちゃくちゃ面白かった ウィレム・デフォーのトリップしてる様とぐちゃぐちゃな展開は頭が痛くなる感覚で楽しめた

でもそれ以降のニコラス・ケイジが出てからはあまり乗り切れずに終
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.7

ピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグのタッグは外さない

実際に起きた事故をベースにした災害映画だが、ドラマ性より淡々と事故が起きるまでとそこからの混乱と救出をシームレスに見せる作りは変に感動
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.3

自分のオールタイムベストにも入っている大名作 2度目の鑑賞になったが、忘れている部分も多くて新鮮に楽しめたし、やっぱりこの刹那的で切ないけどどこか爽快感のあるロードムービーはたまらない

余命僅かであ
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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.7

今話題のザヴィエ・ジャン監督のサメ映画

サメ映画はジョーズも見ていないレベルで無知だが、サメ映画の中でも今作が硬派で比較的真面目なのはなんとなくわかる

"セーヌ川の水面の下に"という邦題の意味がわ
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FARANG/ファラン(2023年製作の映画)

4.0

サヴィエ・ジャン監督作品でR18のアクションとなると自ずと期待してしまう

期待通り非常に面白い娯楽アクション映画になっていた
R18ながらゴア描写にやりすぎ感はなく、どこまでもタクティカルなアクショ
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ハンター(2011年製作の映画)

3.8

やはり自分の気になる映画にはウィレム・デフォーがよく出ている
ウィレム・デフォーがクセの強い役柄でなく、いぶし銀な役柄の時点でかなり期待が持てるが、それを裏切らないクオリティの高いドラマであった

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ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

3.5

カンタン・デュピュー監督作品は珍妙なものばかりなのは知っていたが、自分にはあまりに変すぎてあまりハマらなかった

1時間ちょっとしかないランタイムがやたらと長く感じるほど前フリが長い
終盤のスナッフフ
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レイチェルの結婚(2008年製作の映画)

3.8

結婚という幸せの門出がジャンキーのキムが帰ってきたことによって地獄の形相と化す、ある意味ホラーよりよっぽど怖いホームドラマ

映画としては退屈な部分も少なくは無いが、この映画のカメラワークがホームビデ
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バレット(2012年製作の映画)

3.7

完全な悪役では無いとはいえ、比較的悪くてアウトローなスタローンを主演で見られるのは新鮮で良かった
ストーリーに目新しいことはほぼなく、星の数ほどあるアクション映画の1つでしかないがスタローンの存在感で
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.7

直球スポコン映画かと思いきやナーバスな青春映画の側面が強かった
自転車レースが見られるのは1時間経ってからでそれまではずっと将来について悩む青年たちの青春模様が見られる
それはそれで面白かったから良か
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.7

大好きな怒りのデスロードの前日譚ということで楽しみにしていたが、個人的にはあまり刺さらず

怒りのデスロードのようなノンストップアクションを期待するとあまり宜しくないようだ
フュリオサの人生を丁寧に見
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コブラ(1986年製作の映画)

3.8

今となれば非常にベタなアクション映画ではあるのだが、ベタゆえにストレートな面白さが詰まってる

スタローン演じるコブラの台詞回しがいちいち洒落てるのがたまらん
メンタルがちょっと危なそうなアウトローを
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.8

劇場版ということで今までのシリーズに比べると気合いの入った作品になっていた
今までのコワすぎで散りばめられていた点が線になる展開になっており、グッとくる

前半のタタリ村に向かうパートもいつものコワす
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