mi

青春の蹉跌のmiのレビュー・感想・評価

青春の蹉跌(1974年製作の映画)
4.0
日本映画専門チャンネルより。
えんやーとっと。えんやーとっと。
不気味で不穏で、学生運動の時代背景からも、ズシンとくる。
しかしながら、音楽の力で持って爽やかであり、ここまで音楽によって力技で印象が変わる作品も珍しい。
100円でええねん。のインパクトから生ずるドラマ。長谷川和彦の脚本が神がかってる。(このとき長谷川和彦28歳というのが衝撃的)
それにしても、what to do nextのインサートが天才すぎる。どうやったらこんなこと思いつくんだよ。
‘背負う’動きが、人生における他者とのメタファーというか、ほぼ直接的な表現だったりも面白い。
度が過ぎすぎず、ちゃんとストーリーを破綻させない程度のエキセントリックな演出が噛み合った好き勝手やったけどうまくいった傑作。
ラストの展開もお見事。
なんだ、泳げるじゃねぇかよ。
mi

mi