青春の蹉跌の作品情報・感想・評価

『青春の蹉跌』に投稿された感想・評価

まだ自分の中で完全に噛み砕けてないが、若者のなんか、なんだろう、やるせなさというか全てがあるけど何か欠けてて、それを教え子との関係で紛らわして、みたいな、そしたら妊娠してしまって、賢一郎は最初から最…

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olto
4.5
重っ苦しい空気感が滲み出ている、そんな時代だったのか、立場の話なのかもしれないけど、漂っていた死への道を曲がりくねりながら着地。辛気臭くもところどころにある美しいショットに感激。
ENDO
4.2

最初にかおりとスキー場へ行く際、ショーケンは黒いコートを着ている。一方最後の旅行でかおりは黒いコートを羽織る、つまり自分と過去を始末する。それ以降ショーケンの足は覚束なくなる。転倒を繰り返す。すでに…

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70年安保終焉の虚無感、青春の情熱、孤独、焦燥を描いた石川達三の同名ベストセラー小説を映画化。撮影時「何かないかぁ?何かないかぁ?」と口癖の神代監督にいろいろと体当たりで即興的に演ずるショーケンと桃…

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石川達三の凡庸な原作を、長谷川和彦の脚色、神代辰巳監督により、素晴らしい青春映画となった。萩原健一の大g兵作。スタッフはオール日活による東宝映画。
Takuto
4.1

元々原作小説が大好きで、映画版がずっと気になっていたがサブスクにもレンタルにもないのでDVDを購入。
今作でのショーケン演じる主人公は、原作小説では緻密に描かれていたどんどん歪んでいってしまうその精…

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神代辰巳演出の元、ショーケンと桃井かおりの個性が炸裂している。中1の時初めて観たが、コレが大人の世界か!と思った(笑)
今でも見返す大傑作だと思う。
3.6
このレビューはネタバレを含みます
No.86
70年代初頭の世相と若者と。
新宿のワイ雑さと成城のすました感じ。
ショーケンと桃井かおり。

 神代辰巳が東宝で撮った青春映画。
監督神代辰巳×脚本長谷川和彦×主演萩原健一、桃井かおり×撮影姫田真佐久という1970年代の日本映画を代表する映画人たちが作ったすごい映画です!

 学生運動の夢破…

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mare
4.0

アメリカンニューシネマに対抗できる虚無感に囚われた青春映画で、それでいながらロマンポルノ譲りの冷たくギラついた質感が同居している。長谷川和彦が脚本やってる時点で信頼できるし、これが「青春の殺人者」に…

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