舞台は19世紀のカナダ。
主人公アデルはフランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの次女であり、恋人を追って単身でカナダにやって来た。
淡い乙女の純粋な恋心を描くラブストーリーかと思いきや、イザベル・アジャーニが演じる女だからそんな可愛いもんじゃなかった。
最初は一途な恋心が、だんだんと狂信的で執念を帯びたものになっていく。
傍から見たらいくとこまでいっちゃったストーカー。
でもただのストーカーじゃないんだと思わせるような演技はさすが!
あと「さすがユゴーの娘だ」と思わせるような情熱的な文才の持ち主なんだなとも思った。
ユゴーの娘がこんな生き方をしたというのも大変興味深かった。
イザベル・アジャーニの美しさは言わずもがな。