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blueのDWのレビュー・感想・評価

blue(2001年製作の映画)
5.0
■同性の友だちに憧れる、というのは誰もが経験したことがあると思います。
この人の髪型が好き、話し方が好き、雰囲気が好き、この人みたいになりたい、でも恋とかじゃない、ただ憧れて憧れて仕方ない、みたいな。

魚喃キリコさんの原作はすごく繊細で、終盤に憧れる側と憧れられる側の立場が逆転してダイナミックなのですが、映画はその部分をじんわりと描いていて、そのさじ加減がとても好きでした。

朝方の海辺の自販機。二人の気持ちの揺れ、すれ違い。
名作だと思います。
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