のら

blueののらのレビュー・感想・評価

blue(2001年製作の映画)
3.6
今をときめく市川実日子と小西真奈美が同じ画面に収まってるのがすごい。
前半は絵ばかり良くてなかなか乗り切れない映画だなと油断していたら足元を掬われた。話だけを取り上げるとありがちな話かもしれないが、それを差し引いても1つ1つのシーンの陰影が異常に美しい。ラスト近くの夜明け前の自販機のシーンなんかは震えた。それでいて夜通し過ごしたあとで、学校行きのバスに乗車して日常に戻るの残酷すぎる。鈍色の日本海が鮮やかさの欠片もない日本海過ぎてどうしようもなかった。音楽もいちいち良い。
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