のんchan

blueののんchanのレビュー・感想・評価

blue(2001年製作の映画)
4.0
フォロワーさんのとても魅力的で惹きつけられるレビューからようやく鑑賞へ

19年前の製作なので、主演の市川実日子と小西真奈美がそれはそれは初々しい。
高校生役なのでスッピンに見えるけど、実際は市川実日子23歳で小西真奈美22歳時だったのね、2人とも細いしちゃんと高校生に見える、やるね〜笑

原作は漫画家 魚喃キリコの同名コミック。
最近特に多くなったように思えるコミックの実写版、映画化。難しいところが多いと思うけど、巻末特典で作者曰く「別物。双子というより再従姉妹(ハトコ)的」と紹介していました。


桐島カヤ子(市川実日子)は高校3年に進級して、遠藤雅美(小西真奈美)と仲良くなる。が、遠藤はあることがきっかけで留年しているので、実際は1歳年上。

遠藤のどこか遠くをみつめる瞳や、ミステリアスで大人っぽい性格に桐島はどんどん惹かれていく。遠藤の部屋を訪れ、聴いている音楽や並べてある美術書、そしてタバコを吸う仕草などに年上を感じずにはいられない。日々、お弁当を一緒に食べたりして、2人の距離は縮まっていく。
しかし、ある出来事がきっかけで2人の間に溝が出来て...

青春の痛々しくも儚く美しく、何処にぶつけたら良いのかわかならい感情。
どこにでもあってここにしかない2人きりの物語。


市川実日子の印象的な目と唇。何処か洋風な顔立ち、そしてソバカス。現在は素敵な堂々とした女優になり、存在感を放っているけどね。
鉄棒の迫力ある前回り。それも2回も。なんか良かった。

小西真奈美は20年経っても雰囲気が変わらない。あの細い身体と可愛らしい声。声が気になる人もいるかも知れないけど、あの声で、2018年製作『ミッドナイト・バス』が素敵な大人の女を演じていてとても良かった。

自主制作?みたいな粗削りな映像で、敢えての照明を使わないような映し方。そこがよいのかな?
音楽はとても良かった♬


個人的な事を言うと、昨日また1つ歳を重ねた身としては、高校生の頃を思い出すにはあまりにも遠く、忘れてしまって思い出せないくらいな年齢になったけど、誰しもが通り過ぎて来る青春。
胸キュンで隠しておきたい大切な想い出はそれぞれみんな持っているもの。

人によっては大変につまらないのでは?と思う。まぁ、なんでも好みだけどね。

実は私。このフレッシュな2人だったので観ていたけれど....
ビックリなのは撮影現場が出身地の新潟市だったので、もう街並みやら新潟交通のバスやら停留所やら...あ、あ、知ってる。あそこ、あの店、あの通り、日本海じゃん...てな具合で、ストーリー(間合いが多いせいもある)というよりか、画面を追う目が別な視線になってしまったのは事実でした(^_^;)


※原作の漫画家、魚喃キリコ(なななん キリコ)さんは女優のように美しい方。と思ったら、2006年に『ストロベリーショートケイクス』として原作が映画化されて、ご本人が岩瀬塔子の芸名で出演しているんですね。なるほど〜ほんとお綺麗なんだもん。
そしてなんと〜私の高校の後輩だったという事をWikiで発見❣️親近感だわ(^_^*)
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