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ブルーベルベットのozawaのレビュー・感想・評価

ブルーベルベット(1986年製作の映画)
5.0
フランクが残虐非道な人間であることは間違いないのだけど、その行為の根底には愛があるように感じました。

と言っても大衆文化の中で消費しやすいように加工された人畜無害でご都合主義的な「愛」の定義からは大きくはみ出す、もっと原初的でプリミティブな愛です。

それは善悪のはるかかなたにある、常軌を逸した強度を持つ感情で、
そんなものを社会が許容できるわけはないんですが、それは多分、愛と呼ぶしかないものだと思います。

Love & Peaceではない、野性の愛みたいなものを描いた映画として観ました👀

あと、ジェフリーがボコられる前の懐中電灯のシーンはいつ観ても詩的な高揚感を感じます🤡🔦
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