殺人等の汚れ仕事を請け負う破壊工作員のアル・シモンズは仲間の裏切りにより最愛の家族を残したまま任務中に殺されてしまう。
無論天国ではなく、あっさりと地獄へ落ちてゆくが魔王マレボルギアとの契約により地獄の兵士「スポーン」として現世へ戻り悪魔と天使の戦争へと身を投じてゆく。
ダークな世界観と精巧なフィギュアも相まって大人気を博したアメコミ・ダークヒーロー。説明不足のまま勝手に進んでいくストーリー、色々残念なCG、アメコミ映画黎明期の作品は残念ポイントの共通項が多い。
その中でも主人公アル・シモンズが地獄の突兵軍団スポーンへ変わってゆく様子の描き方が他の作品よりも更にちょっと雑い(笑)スポーンと言ったら過激なグロ描写と悪魔の癖に重火器を使いまくって戦うのが持ち味なんだけれども、グロ描写はクラウンが登場するゲテモノ系描写ぐらいで求めてるそっちじゃねえんだよ。と言いたくなる。コグリオストロのあなた誰?感も一切説明なく結局最後まであなた誰?で終わる。そこんとこもうちょい説明してくれても良いし掘り下げても良いはず。
何より一番残念なのはクラウンとのラストバトル。スポーン軍団(ハリボテ感が凄い)が浮遊する崖の上で煽る中、粘土みたいなヴァイオレーターとプロレスをするアルシモンズ。なんじゃこりゃ。
ただし原作コミックは面白く、映画リブートの話も出てるので今後そっちに期待である。