ひさと

東京人間喜劇のひさとのレビュー・感想・評価

東京人間喜劇(2008年製作の映画)
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レビューにロメールの文字があり、意識せざるを得なかった。

第1部の「白猫」第2部「写真」第3部「右腕」

第1部、ある日突然消えた飼っていた白猫、時折その子か?と思うことはあっても白いビニール袋だったりする。
第2部の写真は自分の"おもいで"と名を打って展示した展覧会、客足は遠く、来る人は展示とは違った目的がある人たち。唐揚げおじさん。からあげって北海道ではザンギって言うんですよ。には笑った。
第3部、事故で無くなった右腕、しかしまだそこにあるような感覚があり、痛みがあり、その無くなった右手で人を叩く。
第1部から第3部まで関節的にゆるく出演者が繋がった物語。ロメール的な、第三者から見ればまたは、長い時。としてみればそんな事もあるよね〜の展開として進んでいくかと思えば毒のあるのが深田晃司。(監督作初見だった。)
可視 不可視。ロラン・バルトとかだろうか。学がないからわからない。また観たい。
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