2020/12/02
監督 M・ナイト・シャマラン
ポール・ジアマッティ
ブライス・ダラス・ハワード
【それぞれの運命、それぞれの役割】
アパートの管理人として平凡な毎日を送る主人公(ジアマッティ)が、偶然「水の精霊」である女性(ハワード)を助けたことから、仲間とともに彼女を救う運命に導かれていく様を描くファンタジー
。
シャマラン監督でもう一本。
ミステリーやスリラーから離れ、御伽噺のような幻想的な物語に挑んだ作品。
監督の前作「ヴィレッジ」の可憐な少女役で注目されたB・D・ハワードが美しく儚げな精霊役を演じている他、彼女を取り巻くアパートの住人が意味ありげで個性的、更に本作は監督自らが住人の一人を演じ、しかも今までのカメオ出演ではなく、がっつり出ていたのが一番の驚きでした。
得意のドンデン返しを期待して見に行った人(自分もその一人ですが)には少し物足りなく感じるかもしれません、評価もあまり良くなかったようですが、クライマックスは監督らしく、次第に伏線が纏まっていく様は流石といったところでした。
個人的にはつまらなくはなかった印象の一本です。
この頃のB・D・ハワードが良かったです。
鑑賞日2006年10月 劇場にて