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メン・イン・ブラック2のRのネタバレレビュー・内容・結末

メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

自宅で鑑賞。

「MIB」シリーズの第2弾。

監督は前作に引き続き「アダムス・ファミリー」のバリー・ソネンフィルド。

「MIB」第1作目といえば、主演のウィル・スミス(「スーサイド・スクワット」)の出世作の一つであり、今でも定期的に地上波ゴールデンで流されるエンタメ映画の最早名作の一つ。

その第2弾なんだが、うん、やっぱおもしれえや、これ。

というか1作目はゴキブリ星人のインパクトもあって俺も好きなんだけど、今作はそれ以上に好きかもしれない。

とにかくこの監督、世界観の作り込みというか説得力というか、ものすごくうまいと思う。

セリフ一つとっても、エイリアン業界の用語がノイズにならない程度で尚且つ世界観の構築のために自然と入れられているところが面白い。

前作から導入部分の説明もなくなり、スムーズにストーリーに突入する冒頭。

前作ではペーペーだったウィル演じるJは今作では数多の相棒への物足りなさを感じるほどの腕利きになっている。

やっぱりウィルというと深刻な顔でシリアスな演技をするよりもこのJのような冗談をかますキャラがよく似合っているなぁ。

そこから、前作のJの相棒、兼メンターでもある、業界では伝説の人物扱いのK(トミー・リー・ジョーンズ「ジェイソン・ボーン」)を連れ戻す展開に。

前作の最後、シャバに戻るために記憶を消したため、故郷の寂れた郵便局で働いているわけなんだけど

このKの職場のシーンがまた面白い。確かにこいつ地球人か!?って人たまにいるもんなぁ笑。こういった場面でのジョーンズのノーリアクションで冷静な顔がまたこのシーンの面白さを引き立たせる。

つか、ウィルは本当にエイリアン語(ヒューマンビートボックス)やってんのかね?

このシリーズ、エージェント界隈も面白いんだけど、一般市民に紛れ込んでるエイリアンたちのキャラがいちいちぶっ飛んでて面白い!

ユニバーサル質店のジープス(トニー・シャルーブ「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」)とJ及びKとの絶妙な掛け合いやワームの「お〜チュウカラファンガー」とかの意味わかんないリアクションとワードも普通に面白いけど

今回観て、改めて突き抜けてるなぁと感じたのはロッカーのちっちゃいエイリアンたち。

今作におけるキーアイテムを守るために駅のロッカーに一族で暮らしているんだけど

「水曜日はレンタル半額!」

「アダルトコーナーも品揃え充実!」

とかエイリアンたちの一斉に叫ぶセリフの数々がもう…本当もう絶妙な面白さがヤバイ!!

最近、コメディ映画を外しまくっていたので、メジャー界隈でここまでのギャグセンスを持ち合わせて映画で随所に表現したバリー監督はすごいと思った。

あぁ、笑った笑った!

まぁ、ラスボスは前作のキモさ全開のゴキブリ星人に比べるとパンチは足りないが、それでもより一層世界観に深みをもたらした、それでいて普通に爆笑できる一本だった。

つーか、ジェフカワイソス。
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