オーウェン

トゥームストーンのオーウェンのレビュー・感想・評価

トゥームストーン(1993年製作の映画)
4.0
「OK牧場の決斗」の焼き直しというなかれ。
オリジナル要素を多分に加え、今見ても古臭くない現代版の西部劇として楽しめる。

ずいぶんと変わったのはワイアット・アープとその一家の素性。
保安官ではなく高利貸しや、戦いを拒否するなど正義とは程遠い。
そして女性を絡める辺りも西部劇では新鮮だ。

ただアープと並ぶもう一人ドク・ホリデイの方が、どうしても魅力的に見えてしまう。
肺を患っているが、苦しいにもかかわらず友情に厚い。
友の危機には助けを述べる。
ヴァル・キルマーの当たり役と呼んでもいい。

その代わりアープ役のカート・ラッセルは役どころが髭と同じで似合っていない(笑)
そして悪党たちの残虐振りがもう少し前面に出ていれば、アープの復讐劇も盛り上がったはず。

あとサム・エリオットの渋さが西部劇にすごくマッチしていたのを記しておきます。
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