マヨネーズ

暗殺の森のマヨネーズのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
5.0
3年ぶりに鑑賞。
孤独な青年が幼少期のトラウマを抱えながらフツウに成りたくてファシストになり、アイデンティティが崩壊していく話。時代に流されていく人々を見て浅はかで馬鹿だ、と思いつつもそんな感性に素直な人々に憧れている。皮肉にも自分は異常なんじゃないかと思っていた事でアイデンティティーを保っていたから自分が実は何でもない人間だったと気付いて絶望する。マルチェロの臆病で悲観的な所が自分と重なって共感してしまった。
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