宗教画を見ているときのような気分
その表現は的確ではないし、美学を殺した美学が存在する
モダンかつクールで、ダークな陰翳を表し、そしてどこまでも第三者の視点
藤田新策の画のような暮色蒼然たる繊細な美…
1930年代イタリア。ファシストのマルチェロは恩師である反ファシストの教授の暗殺を党から命じられる。。
ストーリーを語るより、ベルトルッチ演出と陰影深いヴィットリオ・ストラーロの撮影に酔う作品。
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観終わった直後は主人公マルチェロの選択(暗殺の見殺し、裏切り)があまりにも冷酷で、なんだかなぁ という気持ちにさせられたけど、思い悩みながら、今の時代を生き"普通"を渇望する姿は私にも思い当たる節が…
>>続きを読む 難しいことはわからないのですが、イタリアの暗い一面を見てしまった気がします。
加害者なんだか被害者なんだか分からないあいまいな暗さがモヤモヤしました。
内容は暗いのに、映像は美しく、鮮やかでし…
ベルトルッチにとっての映画の美しさとは、いったい何を意味したのだろう?
そのことを自分なりにつかんでおきたくなり、数年前に彼の作品にいくつか触れたことがある。17歳のときに、教授(坂本龍一)が音楽…