映像表現×心理で傑作と言われてるのはよくわかる。
原題は「体制順応者」で、主人公は結局のところノンポリなので、ファシズムが何たるかを知らなくても大丈夫。
しかしとにかく世間の主流、「普通」になるこ…
空っぽな主人公に色を塗ることは我々(観る側)に委ねておきながら、ベルトルッチ(作る側)の方は背景を壮麗に彩り、空間を完璧に司る。つまり観る側を惹きつけて離さない映画として高い次元で成立しているものの…
>>続きを読むベルトルッチにとっての映画の美しさとは、いったい何を意味したのだろう?
そのことを自分なりにつかんでおきたくなり、数年前に彼の作品にいくつか触れたことがある。17歳のときに、教授(坂本龍一)が音楽…
2023/5/20
4K修復版を鑑賞。1938年、第二次世界大戦前夜のイタリア。ストーリーは勿論のこと、映像がすこぶる好み。撮影はヴィットリオ・ストラーロで、ベルナルド・ベルトルッチ監督「暗殺のオペ…
わ、わかんない。特にアンナ・クアドリが何を考えているのか全くわからない。誰を愛してるのかもなぜ誘惑的なのかもマルチェッロをどう思っているのかもよくわからないし(多分好きではない)。アンナは一人の女性…
>>続きを読む“ごめんなさい。かっこいいとしか言えません。”
ノワール的な映像に、歌う女。横に移動するカメラに、ファシズムの匂い。ファスビンダーのような密室に、トラウマを抱えた空の色。耽美的な画角に、捉えられた哲…
原題は”Il conformista”、直訳すれば「体制順応者」。幼少期の同性愛体験のトラウマからの逃避として、自身のアイデンティティをマス=一般性のなかに見出す、神経症的な主人公マルチェロ・クレリ…
>>続きを読むMinerva pictures Group