ヴェスパー

暗殺の森のヴェスパーのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
3.3
絵は美しいがストーリーがわかりにくい。(それを言っちゃナンセンスでしょうか。苦笑) 普通になりたいがあまりある意味囚われている主人公マルチェロは人間味に溢れている。 ジャケットにもなっているクライマックスの主人公妻と教授妻のダンスシーンは色彩鮮やかで見ごたえがあった。

先日いつも行く図書館で初めて映画・演劇コーナーを見てみたのだが、狩野良規著 続ヨーロッパを知る50の映画という本で本作の解説があり読んでなるほど納得であった。(この方の解説を読むと他にも色々観てみたくなります。) それを踏まえるとラストは非常に面白いのだ。うーん、もう一度観たいゾ。