ヴィリジアン

暗殺の森のヴィリジアンのレビュー・感想・評価

暗殺の森(1970年製作の映画)
3.5
なんて悲しい物語なのだろう…
思った以上に政治色が強く、歴史の背景にも詳しくなかったので、きっと理解するべき内の半分くらいしか分かっていないんだろうなぁと思います。
でもそれゆえに、主人公マルチェロの父親が着ていた拘束着や、節々に出る‘ひまし油’などの単語は衝撃だった。
あとはマルチェロと教授が話す暗闇のシーンや、灰色のカーテンが揺れるひだの陰影など、本当にはっとするようなシーンが沢山ありました。