1973年のコッポラ監督作品。原題は"The Conversation"。
ジーン・ハックマン演じる通信傍受のプロがとある依頼で盗聴したテープから不穏な事件に巻き込まれていく。『ゴッドファーザー』でヒットを飛ばしたコッポラが満を持して作ったという超上質なサスペンス。1974年にカンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた。
『スターウォーズ』前夜のハリソン・フォードのほか、この4年後に42歳で亡くなるジョン・カザールが名演技でハックマンの脇を固める。半世紀前の盗聴技術がかなり具体的に描かれるのも面白いし、全編で劇伴にジャズの名曲が使われているのも嬉しい。ハックマン、テナーサックスが実によく似合う。
https://twitter.com/syuhei/status/1406211450905890823?s=20