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カンバセーション…盗聴…のぉゅのレビュー・感想・評価

カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)
3.8
2022年 鑑賞 22-268-31
BS松竹東急 銀座よる8シネマ にて
「ゴッドファーザーシリーズ」「地獄の黙示録」等のフランシス・フォード・コッポラ監督・脚本による、殺人計画に巻き込まれた盗聴のエキスパートであるハリー・コール(ジーン・ハックマンさん)の心理的恐怖を描いたサスペンス作品。

ー 精神から攻められる恐怖 ー
カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールにあたる最高賞であるグランプリを受賞しながらも、同年度のアカデミー賞において作品賞など3部門にノミネートされるが、同じコッポラ監督・脚本作品である「ゴッドファーザー PART II」に阻まれ受賞には至らなかった、隠れたコッポラ監督の名作がこの作品なんです...

“秘密なんてない” “私は秘密ね あなたの秘密を知ってる 私を探ってること”
マジック●●ー●?、サックスにピアノ、公衆電話、ハリソン・フォードさんだぁ!

ハリーが大企業の取締役からの依頼を受けた仕事が密会する若い男女二人組の会話を盗聴だった。他愛の無い世間話に聞こえる二人の会話。しかし、不審に感じたハリー... 依頼人のオフィスからの帰り道にハリーは盗聴したカップルに遭遇、実はこの二人は...

“我々を殺す気だ”
教会での懺悔、「罪を犯しました」、自身のプライベートをガチガチに固めたい欲と精神的弱さ、ペン型の盗聴器、怒りの沸点低い?、幻聴あの二人の声... 、あれは夢?、「恐ろしいのは●すことだ」

依頼人側の行動、それを知ったコールがとった行動、あの会話を聞きコールが... 、あのシーンはビックリした!カーテンとテレビの音量はおかしくなったコールを表している?、あのトイレのシーンは幻覚か?、深入りと異常な行動... そして...

あのラストは精神に異常をきたした人の成れの果てを思わすシーン... やっぱり盗聴自体が精神を削るから、疑り深い執拗的な性格で、精神が弱い人間はおかしくなるんだろう。私もめっちゃ恐怖を感じた... 凄いところを切り取ったかなり攻めた作品だった!
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