カトコウ

白い馬の季節のカトコウのレビュー・感想・評価

白い馬の季節(2005年製作の映画)
3.6
伝統的な遊牧生活が草原の砂漠化で立ちゆかなくなり息子を学校に行かせることも難しい3人家族が

先祖から受け継いできた土地と暮らしで生き続けたい夫に
周囲からの助言や情報から街での新しい暮らしをしてはどうかと説得する妻

夫は夫で家族と伝統を双方守るために奔走はしているんだけど
やっぱり社会や環境の変化にはどうしようもないほどの大きさがあって

親子の数年前の思い出の草原の美しさと、それから少ししかたってない現在の荒れ果てた砂漠化の様子
映画の誇張がいかほどかはまったくわからないけど
砂漠化という現象がいかに速かったか気づかされて

偽善的にも罪悪感を禁じ得ない
罪のない市民って、これを見ると言えないのかなとか思ってしまう。

終始静かではあるので、体力ない時に見てたらやばかったかもだけど
話の推移が分かりやすくて、役者の表情から伝わる感情が
共感しやすかったので見やすかった
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