アンディラウを挟んで再びジャッキーチェン。
相変わらず良い加減で適当に生きる青年役が似合う。
この足で羽根つきをする競技、ダーカウっていうのか。昔、ちょっとやったことあるな、これ。
ジャッキー、今回は武道だけではなく、スポーツにも真剣に向き合う。
競技としてなかなか難しそうなのに、これをさらにエンタメとして魅せる、さすがエンターテイナー。
しかしまぁ、とんでもない騒動に首を突っ込むことになるが、話としてはコメディ、至ってコメディ。
ろくに勉強もせずに遊びとスポーツに勤しむ青年ジャッキー。
綺麗な女性を追っかけて、モノにしようと誰かに襲わてそこを救うという超ベタな芝居を打つも仲間割れで最も簡単にバレる。
それを取り戻そうと謝罪と気持ちを伝えるために、凧揚げをして、その凧に気持ちを記す、、、これもまぁ、アホな頼りない作戦。
案の定、凧が風に流され全く別の家に落ちる。慌てて回収に行くと、ものすごい陰謀が渦巻く家だった、、、運が悪いのか、単純に馬鹿なのか。
その家では“国宝”を持ち出していて、それを守り、売り飛ばそうとしている連中がいて、それをよく思わない仲間といざこざしている。
ちょうど、その仲間割れで“国宝”が盗み出されるまさにその時に凧が屋根に不時着し、向こうのいざこざとこっちの馬鹿騒ぎが鉢合わせ。
そして、案の定、“国宝”売り捌かれる騒動に見事に首を突っ込まされる若造たち、、、と言う展開。
こっちはスポーツと武術を多少はかじっている程度の多感な若者たちと、ガチの腕っぷしの武闘派集団の“国宝”を守る戦いが始まる。
ジャッキーのエンタメアクションの躍動感も、カンフーアクションの見せ場も、いつも通り見どころの多さ、いや、いつもより多いかも知れない。
2階から派手に落ちたりするシーン、スタントなしですごいな、コレは。
最初は完全に若気の至り。
いつもならここに彼を鍛える老師が現れたり、何らかの成長フェーズがあるのだが、今回はそれもなし。いつもの荒野での乱戦もなし。
中国全員の宝を守ると言う使命感と仲間思いのアツさと根性、タフネスさだけで組織のトップの達人とやり合うジャッキー、この必死さが痛快で醍醐味。
勇敢な勇気と勢いと根性だけでも正しいことはできる、、、のか。
最後の“まんじゅう祭り”、危険すぎる。怪我人出ただろ、これは。最後はルール無用のラグビーと化す。
これ、台本とか事前の動きの流れとか無さそうで迫力がすごい。
またジャッキーの新たな挑戦が見れた作品。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います！ご興味ある方は是非お待ちしております！
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