おおつか

お茶漬の味のおおつかのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
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かなり良かった。現代の価値観に照らすと少々野暮ったいところはあるけど、それはそれ。
夫婦の明喩である、孤独で滑稽で不器用で味わい深いお茶漬けの味が伝わる作品だ。

お茶漬けを2人で用意するシーンは白眉で、構成や小さな仕草や表情全てが良い。

ラーメンやとんかつ屋、競輪やパチンコ等の娯楽、日比谷や銀座の様子、上流階級の家など1952年の東京の生活が映るのも良い。
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