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お茶漬の味のspicaのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
4.0
ずっと貧乏で悲惨な小津映画の女性たちを見てきて、急にこれ。真逆すぎて、木暮実千代が鼻持ちならない許せない女性に見えたよ。完全に佐分利信に同情して見てしまった。
和解したのはよかったが、そんな急に夫婦関係って変わるものだろうか。ウルグアイ何年間か単身赴任かなぁ。

佐分利信が加藤剛に似てると思ったことなかったが、「戸田家の兄妹」「父ありき」と見てきて、やっぱり似てる。そういう説ある⁉︎

「晩春」以降、全部見たと思っていたが、どうもこれは見てない(「宗方姉妹」も見てないかも)ような気がして、ついでに戦前の映画から見られて良かった。
現代と比較して、男性と女性、夫と妻、ストーリーそのものを見てしまっていろいろ思うのが、自分でも意外だった。小津映画をそういうふうに見てたかなあ、今まで。
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