劇場公開時以来の再鑑賞。
サリー・フィールドが1979年のアカデミー賞女優賞を受賞した作品で、作品のテーマは地味ながら彼女の独壇場ともいえる熱演にグイグイ押され、クライマックスの「ユニオン」のシーンで感動する傑作である。
ほぼ同時期の『トランザム』シリーズのいかにもヤンキー娘といったキャラと正反対の役を、よくここまで演じきれるものだ。本物の役者とはここまで凄いものか。
後年の『プレイス・イン・ザ・ハート』がまるでパッとしなかったので、本作が演技者としてのピークといえるかもしれない。
主題歌はジェニファー・ウォーンズが歌う名曲『流されるままに』で、これもアカデミー賞の歌曲賞を受賞した。