ノーマ・レイの作品情報・感想・評価

「ノーマ・レイ」に投稿された感想・評価

べらし

べらしの感想・評価

3.8
主題歌ジェニファー・ウォーンズ
アメリカ映画の素晴らしいのは、どんなに完璧でない人間でもふとしたきっかけから世の中を変えていけるという、シンプルにしてかくあるべき理想を常に描いているからです
yuukite

yuukiteの感想・評価

3.7
公開時劇場で。ニュー東宝シネマ。マーチンリット作品、サリーフィールドの代表作。共演はボーブリッジズほか。この作品とプレイスインザハートのサリーフィールドは凄い。
Jimmy

Jimmyの感想・評価

3.0
銀座セブンでの試写会で鑑賞。

主演のサリー・フィールドの逞しい存在感が見事。

今は結構いるかもしれないが、当時、働きながら自己主張を貫き通すという女性像というのは稀有だったのではないだろうか。

監督は、マーティン・リット。
重そうな内容だけど、サリー・フィールドが演じる事で見やすい雰囲気になっている。途中は色々あるけど終わり方とか爽やか!

昔からサリー・フィールドが好きで本作も20代の時に一度視聴しているのだけど、会社員で組合に入っていた時より、フリーランスで働いている今のが心に響いたのは皮肉だなと思った(笑)

2021-681
notebook

notebookの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アメリカ南部の田舎町。2人の子どもを育てながら、紡績工場で働くシングルマザー、ノーマ・レイは、日々の生活に追われながらも、両親と共に平凡に暮らしていた。ある日、労働組合から派遣されてきたルーベンと出会う。各地を訪問し、工場に組合を結成しようとする彼の知的な生き方にノーマは少しずつ影響を受けてゆく…。

労働問題という重いテーマを扱った社会派の秀作だが、平凡な1人の女性をカメラが追いかけているため、堅苦しくなく見やすい作りとなっている。
最も特筆すべきは、主人公ノーマのキャラクターが、非常に生々しいことだ。
実話ベースではないこの物語が素晴らしい説得力を持つのは、単にノーマがあたかも実在しているかのようなリアリティに負うところが大きい。

貧しく、学もなく、流されて不倫しているような身持ちも悪い女性。
酒場の喧嘩で殺された元夫との間に生まれた子と婚外子を育てるシングルマザー。
親が心配だからと都会には出ずに地元に残り、ろくな休憩所もないような、劣悪な環境の工場に就職。
父と母もそこに勤めているが、家族ともども長年の過酷な労働で、くたびれ果てている。
労働者の権利を主張する術も知らず、工場側に搾取されるがままになっている…。

日本の田舎町にも居そうな女性ではないか!
サリー・フィールドのルックスもあるが、少女時代は可愛らしいと持て囃された、地元のマドンナ的な少女が、不良に惚れられた挙句、若いうちに子を作る。
社会的自立を経験しないまま、実家の両親に頼りながら子育てと仕事に忙殺されて流される日々を送る。
そのうち、旦那はいなくなる…。

70年代の作品だが、今もどの国の田舎にも存在しそうな女性像だ。
そんな田舎のくたびれた女性の背景が、彼女の佇まいから容易に想像できてしまうのが凄い。
何か演技を超えた所にある生々しさ。
サリー・フィールドのアカデミー主演女優賞も納得。

ある日の工場内で、ルーベンの勇気ある行動に共感を覚えたノーマは、労働組合の結成活動に参加し、行動を始める。
充実感を得た彼女は輝き始め、プライベートにも変化が表れ、ノーマは同じ工場で働く子連れのソニーと出会い、結婚し3人の母親となる。
そして工場経営幹部の執拗な妨害と戦いながら、ルーベンとノーマはついに工場に労働組合を設立する投票で過半数を勝ち取る。

UNIONのプラカードを掲げ、工場内で机の上に飛び乗るシーンはやはり圧巻だ。
工員たちが次々と機械を止め、静寂が訪れる様は対比が効いていてすばらしい。

惜しむらくは、とことん絵面が地味なこと。
そして平凡なシングルマザーだったノーマが組合活動に目覚めるキッカケを、もう少しドラマチックに描いて欲しかったことか。

組合設立の目的を達成したルーベンは別れを告げ、ノーマが見送る中、車で去ってゆく。
友情と絆を感じながらも、恋に発展しないのもリアルだ。

本作には過酷な労働条件で働く人たちの絶望とそれを打破しようとする勇気が描かれている。
それは格差社会の今の時代と重なる部分も多い。

非正規雇用が過酷な目に会い、特に女性が正規社員へとなれず、雇用止めが起こる現在の日本でも、女性の自立はどうすればよいかを示唆してくれる映画ではないかと思う。
Chad

Chadの感想・評価

3.2
過酷な環境で頑張る人たちに切なくなる。わりと良かった。

AB級(ランク詳細はプロフィールに)
「労働組合」というテーマ。初めて知った言葉で、映画で社会をお勉強できた(浅はか)
サリー・フィールドとボー・ブリッジズも良かった。主題歌の「流されるままに」は名曲。
oyu

oyuの感想・評価

3.5
アメリカの紡績業界で初めての労働組合の結成に向けた旗振り役を担ったノーマレイと、それを主導したユダヤ系ニューヨーカーの話

ERでアビーのママ役をやったsally fieldが若い頃にどんな役をやったのかが観たくてレンタルした
ついこないだ観たlakeith stanfieldのSORRY TO BOTHER YOUを思い出しながら観ていた
あっちはもっと皮肉が効いていて(労働者のエンパワメントよりも人種差別問題の比重が大きかったので)コメディタッチだったけど、ノーマレイはもう少し丁寧で切実な感じだった
主役が彼女だったのもやっぱりよかったな〜
ベタだけど、あの”UNION”のカンバンを掲げたところは見入ってしまった

やっぱりおれはゲームチェンジャーというか、自分の選択としてそうなったひとの、彼ら自身が手に入れたものの小ささとそのひとが変えた世界の革新ぶりとの差みたいなものが好きなんだろうか
犠牲とはいわない、立ち上がることを決めたひとはかっこいい
ynyn

ynynの感想・評価

4.0
ギリギリ辞めない程度にひどく安い給料の紡績工場で働いていた主人公が、労働組合をつくろうと提案する男性と出会って劇的に変わっていく話。
安易に恋愛関係の話に持っていくのではなく、労働に対する正当な対価を獲得するための仲間として終始するストーリーが最高…聡明な女性超かっこいい
田舎町の過酷な労働を強いる紡績工場の組合を組織するまでの話。前半は楽しめたが後半の家庭を省みず活動に精を出して行くのは私には耐えられない。
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