Hawkwindさんの映画レビュー・感想・評価

Hawkwind

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映画(1784)
ドラマ(2)

反撥(1964年製作の映画)

3.0

最近は太ってすっかり貫禄が付いたドヌーヴが、小枝のように痩せていた若い頃の主演作。
精神的に病んだ娘役で、終始ボーとした表情は同時期の『シェルブール』『ロシュフォール』の溌剌とした女の子と同じ人物とは
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荒野に生きる(1971年製作の映画)

2.5

デカプリオ主演の『レヴェナント』と同じ、実在した漁師のサバイバル実話の映画化作品。
冒頭の本物の熊とリチャード・ハリス役のスタントマンの格闘場面が凄い!調教された熊とは思うが、山でこんなのと出会ったら
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.0

姉妹間の憎悪を描いた映画といえばスウェーデンのベルイマン監督が数本傑作を生み出しているが、これはいかにもアメリカ的で殴る蹴るといった直接的な暴力まで描いた名作である。
監督は『北国の帝王』のような、女
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MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

3.0

マイルスの伝記ものではなく、『Agharta』『Pangaea』からカムバック作『The Man With the Horn』を出すまでの、70年代後半の活動停止期間を描いたもの。
本人が観たら怒るで
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.0

コーエン兄弟による犯罪ドキュメント。冒頭で可能な限り実話に忠実に描いたとあるので、たとえば日本ではありえない身重の婦人警官捜査主任も本当にいたのだろう。
実際にあった事なのでサスペンス・ドラマのような
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死の追跡(1973年製作の映画)

4.0

日本未公開のサミュエル・フラー原作による西部劇。こんな面白い作品が埋もれているとは、70年代の映画は掘り起こせば同じく凄いものが出てきそうだ。
妻子を悪党に殺された保安官が復讐鬼になって執念の追跡をす
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リピーテッド(2014年製作の映画)

2.0

記憶喪失、記憶障害は話を作り安いのでサスペンスによく使われるネタ。これは一度眠るとそれまでの記憶がリセットされるという、かなり都合のいい設定。
犯人はすぐわかってしまうので、サスペンスの恐怖感は殆どな
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水の中のナイフ(1962年製作の映画)

3.5

ポランスキー監督が母国ポーランドで作った出世作。
舞台は車と湖のヨットと二箇所だけ。そして出演者は僅か三人のみ。
この設定では退屈そのものになるはずなのに、最後まで程良い緊張感が続き観てしまう。これは
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壬生義士伝(2002年製作の映画)

2.5

浅田次郎原作の新選組外伝の映画化作品。
主人公は盛岡南部藩から脱藩して新選組に出稼ぎに来た武士、吉村貫一郎。実在した人物だが、実際は物語のようなヒーローでは全然なかったらしい。
他の新選組読み物ではや
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マドモアゼル(1966年製作の映画)

2.0

村人から尊敬されているオールドミスの女教師マドモアゼルが、欲求不満からか放火や水門破りなど影に隠れて悪行を重ねる。
よそ者である親子がとばっちりを受けて、父ちゃんは村人に殺されてしまうという何とも救い
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

3.5

『スター・トレック』のパロディ・コメディ。
元ネタを良く知らないけど、実に面白かった。パロディとはいえ、一切手抜き無しの細かいところまで丁寧に作られた一級のSF作品である。
とにかく面白いのが、実物は
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

1.5

レッドフォード監督、プラピ主演の渓流釣り映画。
牧師一家の色々なエピソードが語られるが、モンタナの風景や釣りが主役なので、そちらはついでみたいな印象。
伏線はあったとはいえ、ブラピが殺されてジ・エンド
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

久しぶりの再鑑賞。
麻薬犯罪をめぐる事件が絡んだ複雑な話と記憶していたが、ベトナム帰りの元兵士とプロの殺し屋によるタイマン勝負と、結構シンプルなものだった。
キャストに曲者男優が揃っているけど、やはり
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アンカーウーマン(1996年製作の映画)

1.5

テレビ局の業界もので、この手の内幕ものが好きな韓流ドラマのネタにされたかもしれない薄っぺらな話。
テレビ放送そのものが今では魅力的なコンテンツでは無くなってしまったので、ミシェル・ファイファーのサクセ
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アバランチエクスプレス(1979年製作の映画)

2.5

60~70年代の名優達が顔を揃えたスパイもの。
人工雪崩が列車を襲うシーンは凄いけど、他はスパイものらしく地味な展開なので全体的に退屈。
でも、リー・マーヴィン、ロバート・ショウにマクシミリアン・シェ
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華麗なるヒコーキ野郎(1975年製作の映画)

3.5

元戦闘機パイロットが戦後に曲芸飛行に挑む話。
ヒットした『ギャツビー』から便乗したようなセンスの無い邦題でかなり損をしているが、意外な傑作である。
終盤の元ドイツ兵の名パイロットとの友情話などもあるが
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ツイスター(1996年製作の映画)

3.0

特大の竜巻を命がけで観測する人達の話。
序盤はビクニックに行くような緩い雰囲気だけど、最大級の竜巻に遭遇する辺りからガチなパニックものになる。
家や乗用車やタンクローリーが竜巻に巻き込まれて吹っ飛ばさ
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めぐり逢い(1957年製作の映画)

2.0

50年代の恋愛ものらしく、何とも無理やり感のあるメロドラマ。
主役の二人がお互い婚約者や恋人がいるのに、何故ホレあったのか全く伝わってこない。恋愛とはそんなものだと言われたらそれまでだけど、上手く演出
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.0

サイコな天才外科医の娘を強姦したために、強制性転換させられた上監禁される不幸な青年の話。
傑作『オール・アバウト・マイ・マザー』のペドロ・アルモドバル監督の、少し変態テイストな作品。
もっとも最近では
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

2.5

英BBCフィルム製作のウディ・アレン90分劇場で、コメディ・タッチのミステリー。
亡くなってから、あの世で殺人事件の真相らしきものを掴んだ凄腕記者が現世にお化けになって登場し、女子大生とマジシャンの素
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新宿インシデント(2009年製作の映画)

3.5

ジャッキー・チェン主演作を一度も観た事が無いため何の先入観も無いせいか、香港製作ノワールものとして実に面白く鑑賞した。
カンフー・アクション無し、お笑い無し、主演のジャッキーは殆どニコリともしないが中
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ウィリーとフィル/危険な関係(1980年製作の映画)

1.5

町山智弘プレゼンツの激レア作品。
男二人、女一人のラブコメ。最後まで三人で同居するかと思ったら、途中から片方と結婚して娘も作る。
冷めた目で見れば、ケツの軽い女をめぐる寛容な男達の話なので、そんなに評
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けんかえれじい(1966年製作の映画)

1.5

80年代に映画ファンに大評判だった清順監督の『ツィゴイネルワイゼン』がどうもピンと来なかった記憶があるが、これもそう。
同時代の邦画青春ものとは一味違う演出で、廊下を下駄でスケートみたいに滑る等、変な
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

2.5

SFなのかファンタジーなのか、何とも微妙な作品。
全体的には中途半端な印象が拭えないし、結末が良くあるものなのもマイナス。
冒頭のエコバニやティアーズにジョイ・ディビジョンといった、懐かしの80年
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

1.5

シリーズ一作目は公開時に鑑賞。そこそこ面白かった記憶だが、この続編はダメだこりゃ。
スピルバーグという巨匠監督が、才能を使い果たした証明みたいな作品。
最後の方は『キングコング』の恐竜版みたいだし、C
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

2.0

最近多いゾンビ・コメディの一つ。
バイオレンス、お笑いがどれも今イチで全体的に中途半端な印象。
ゾンビになるヒロインの女の子は好演だったが、主演の男の子が喋り過ぎで実にウザい。
ネタとしてはもっと色々
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去り行く男(1955年製作の映画)

2.5

王道西部劇ではなく、欲求不満の人妻に振り回されるカウボーイ達の悲劇を描いたもの。
グレン・フォード、アーネスト・ボーグナインはいつものキャラ。ロッド・スタイガーが『夜の大捜査線』の警察署長の先祖みたい
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魂のジュリエッタ(1964年製作の映画)

2.5

フェリーニ監督初のカラー作品。
奇抜な美術セットや女優達の衣装に妄想シーンなど、やはり白黒よりも雰囲気がある。
『道』の貧しい女芸人ジェルソミーナとは正反対の、セレブで知的な奥様を演じるジュリエッタ・
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東京暮色(1957年製作の映画)

4.0

『東京物語』の様な能天気路線とは一味違う小津安二郎監督作品。
本作では笠智衆と原節子は脇役に回り、主役は有馬稲子と山田五十鈴。いつものサザエさん的日本の家庭ではなく、各自が過去や現在に重い問題を抱えた
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ヘルハウス(1973年製作の映画)

2.5

70年代の家ものホラー佳作。いわく付きのお化け屋敷に霊能者と物理学者が解明しに行く話。
ホラーといってもモンスターが出るわけでなし、照明が落下し食器や家具類がガタガタ動くだけなので、怖さが全く無しとい
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ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)

2.0

コッポラ監督総指揮による、アメリカの田舎は怖いよホラー。
バカ姉弟の二人が主人公。姉ちゃんは美人だけど、弟の行動や馬面を見ているとイライラする。
中盤から姿を見せるモンスターが、アメコミ映画の悪役キャ
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

1.5

いきなり身長が伸びて巨大化したエル・ファニングが主役の、ファッション業界ものが前半。
顔は厚化粧と整形、身体は骨と皮というファッション・モデルなる職業の方達には何の魅力も感じないせいか、それほど面白く
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バンガー・シスターズ(2002年製作の映画)

2.5

実年齢はゴールディが一つ上だが、同世代のサランドンとの共演コメディ。
あのキュートだった『サボテンの花』から30年以上経ち、50代後半のゴールディはさすがに劣化が認められるけど相変わらずのコメディエン
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オーケストラ・リハーサル(1978年製作の映画)

3.0

フェリーニ監督の中編作品。テレビ撮影されるオーケストラ・リハの話で、組合の代表人物がノーギャラと言ったのをきっかけにハチャメチャな展開になる。
この作品を劇映画としてストーリーを追っていくのは間違いも
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ディセント(2005年製作の映画)

3.5

洞窟探検ものの傑作。ホラーとして観ると薄味なので、冒険映画として楽しむべき作品。
一番の見どころは、ひ弱だった女性主人公が事故死した旦那の浮気を知った途端に怒り心頭し、無敵の強さに豹変するところ。
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.0

民間の遺体安置所内から殆ど外に出ない設定の、ちょっと変わった密室ホラー。
前半は猟奇殺人事件のサスペンス風で、遺体から色々出てくる辺りまでは実に面白い。
ところが途中から王道オカルト物に展開すると、そ
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