Hawkwind

Hawkwind

東北Japan在住。ジャンルを絞らずに良いものを観ます。
ネタばれに繋がるので、レビューには映画の詳しいあらすじは書きません。

悼む人(2015年製作の映画)

1.5

辛気臭くも重苦しい話だった。原作は未読だが、小説で読むだけで充分な気がする。
役者陣も良く理解しないで演じていたとは思うが、それぞれ好演だったと思う。

忍びの者(1962年製作の映画)

3.0

荒唐無稽な忍法を使わない忍者もの。白土三平のカムイ伝に通じる雰囲気で、劇画調のリアル時代劇である。
凄腕だが女好きで優しい石川五右衛門という、それまで無かったキャラを雷蔵が好演。逆に妖怪変化みたいな百
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甘い鞭(2013年製作の映画)

3.0

原作が角川ホラー文庫という事もあり、単純なSM官能ものではない。
拉致監禁からSMショー、最後はスプラッターという展開で結末がありがちだが、まあまあの佳作といったところ。
最近はすっかり知性派タレント
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ヒッチャー(2007年製作の映画)

2.5

ルドガー・ハウアー主演の1986年版のリメイク作。
ショーン・ビーン演じる殺人鬼に都合良すぎる展開が何だが、それなりに面白かった。
あまりにも頼りない地元警察にも呆れるが、20歳そこそこの女子大学生が
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盲獣VS一寸法師(2001年製作の映画)

2.5

江戸川乱歩が本領発揮した初期短編を題材に石井輝男監督が映像化したもので、一部省略しているが原作に忠実なものになっている。
タイトルにあるような盲獣と一寸法師が対決するものではなく、二つの事件が同時進行
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サブウェイ(1984年製作の映画)

2.5

リュック・ベッソン監督の初期作品。1984年というとMTVが大ブームの頃で、この映画もストーリーを重視しない長編MV風な雰囲気。
主演は無表情美人のイザベル・アジャーニで、途中何にも憑依されず精神が壊
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サイレント・ランニング(1972年製作の映画)

2.0

絶滅した植物を宇宙空間で再生し維持するのに命をかける男の話。
発想は面白いが、何故地球の自然が破壊されたのか、男の素性や計画中止の理由など何も説明されないため、淡々とした流れが退屈になってしまった。
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草原の輝き(1961年製作の映画)

1.5

エリア・カザン監督の約90年前のアメリカの純愛もの。
物語の中では一方的に悪者にされている、ウォーレン・ベイティの父親が一番可哀想だった。
ナタリー・ウッドを見ると、白人化した頃のマイケル・ジャクソン
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アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ2(2013年製作の映画)

2.0

虐待度は1よりもパワーアップ。特にスタンガン好きのオヤジは鬼としか言いようがない。
ただし脱出後が少々都合良すぎる感じ。復讐方法にしても1のような工夫が無く、予想通りなのが残念。
それにしてもこの三人
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旅の重さ(1972年製作の映画)

3.5

16歳の家出少女の四国巡礼ロード・ムービー。
途中で出会う、三國連太郎の旅一座や、冴えない中年男高橋悦史などキャストが充実。本格デビュー前の秋吉久美子の映画デビュー作でもある。
登場時は幼い少女、終盤
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捜索者(1956年製作の映画)

2.5

弟の末娘をさらったインディアンを、5年越しで捜索する元南軍士官の話。ジョン・フォード監督らしいジョン・ウェイン主演の王道西部劇である。
だが、細かいところで色々と引っかかる部分もある。情報屋は何故ウェ
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ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)

1.5

『ローマの休日』のようなファンタジーから史劇、西部劇にサイコものと、色々なタイプの作品を器用に作るウィリアム・ワイラー監督の戦争もの。
兵士からではなく庶民側から描かれたもので、ドイツ軍が侵攻し空襲も
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日本列島(1965年製作の映画)

2.0

松本清張の実話ドキュメンタリーのような、戦後の日本とアメリカのグレイ・ゾーンを掘り下げた作品。下山事件や松川事件も登場する。
主人公の宇野重吉はラスト前に殺され、事件そのものも未解決で終わるし、映画的
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デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)

2.5

リドリー・スコット監督の初期作品で、日本の侍と同じく名誉のため決闘に生きる面倒臭い人達の話。
ただし立会人がいるせいか、勝負がついた時点で決闘は一旦終了となるので、どちらかが死ぬまで何度もやる羽目にな
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80日間世界一周(1956年製作の映画)

1.5

金持ちの世界漫遊記、もしくは旅行会社の海外旅行PR映像集みたいな映画。
ジュール・ヴェルヌの原作なのにSF要素が何も無しというのも物足りない。
活躍しているのが金持ちのデビッド・ニーヴンよりも使用人の
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

4.5

序盤はクローネンバーグ監督にしては地味だなと思っていたが、最初のモンスターが出てきた辺りからいつもの雰囲気になり、ラストの10分間は圧巻!なホラー作品の大傑作。
残酷というよりは、人が見て嫌がるグロ映
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左きゝの拳銃(1958年製作の映画)

2.5

アーサー・ペンの初監督作品でビリー・ザ・キッドもの。当時の他の娯楽西部劇とは違うリアルな演出が楽しめる。
ただし演技のキャリア不足もあるのか、主演のポール・ニューマンがどうもパッとしない。この手のシリ
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地獄(1960年製作の映画)

2.5

怪談映画の巨匠、中川信夫監督のカルト作品。中盤からの田舎の養老院の異様な雰囲気が強烈である。
主人公の天知茂は直接犯罪を犯したわけでもないのに、罪悪感に苦しむのが変。一番の悪人である友人の沼田曜一を主
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フェイシズ(2011年製作の映画)

1.5

相貌失認という症状を拡大解釈してネタにしたような作品。
人が人を識別するのに顔が重要なのは分かるけれど、声や喋り方や仕草だけでも誰それさんと理解できるのではないだろうか。
ストーリーも犯罪被害者と刑事
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フィラデルフィア物語(1940年製作の映画)

1.5

舞台劇の映画化で、主演のキャサリン・ヘプバーンはブロードウェイで同じ役を一年も演じていたらしい。
お話はアメリカ上流階級の緩いラブコメで、映画的な面白さは殆ど無し。
美人ではないがヘプバーンの抜群のス
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墨東綺譚(1960年製作の映画)

2.0

1992年のATG版が原作に忠実な傑作だっただけに、こちらは映画的な余計な演出が加えられて残念感が残った。
作者永井荷風自身がモデルの主人公の小説家が妻子ある教師にされて、良くある浮気話になったのが一
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飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲(2013年製作の映画)

1.5

トビー・フーパー監督のオリジナルは元祖アメリカの田舎は怖いよ映画にして、ホラー&スプラッターの最高作。この作品はリメイクではなく、一作目直後の話から約20年後へと話が飛ぶ。
何とレザーフェイス一家は街
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レッド・ムーン(1968年製作の映画)

3.0

1968年製作という事もあってか、娯楽西部劇ではなくサスペンス色の濃いリアル西部劇の隠れた佳作である。
イケメン青年だったグレゴリー・ペックや可憐だったエヴァ・マリー・セイントもこの頃はすでに中年で、
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地獄(1979年製作の映画)

5.0

念願の初鑑賞。山崎ハコによるサントラ盤が大好きで良く聴いていたが、肝心の映画の方はなかなか観る機会が無かった。
現世の部分が4分の3、特撮による地獄の部分が残り4分の1という構成。現世パートがあまりに
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

2.5

人気絶頂だった頃のブロンディのデボラ・ハリー目当てで、内容も分からずそれこそVHSビデオ・レンタルで見たのが初見。今回のはたぶんリストア版で良好だったが、ビデオ版はとにかく画質が悪かった記憶がある。>>続きを読む

ギャンブラー(1971年製作の映画)

3.5

何とも風情のある西部(舞台はカナダの国境近くだが)劇で、さすがアルトマン監督作品。70年代ニューシネマ期の傑作の一つといえる。
主人公のウォーレン・ベイティ演じるギャンブラーがヒーローではなく、どちら
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ツクシのエロいい話(2012年製作の映画)

2.5

惚れたクズ男に見返りを求めず、ひたすら尽くす女の子の話。
ピンク映画として公開されたようなタイトルだが、濡れ場は数える程度しか無く、コメディ風味の純愛作品として見る事もできる。
最後に実家のある田舎に
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宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)

2.0

第一部とはまるで別人の武蔵の修行編。前半は吉岡清十郎が登場。後半は宝蔵院との対決、と思ったらその直前で終了。
原作もそうだが、お通が登場すると、どうも緊迫感が途切れる。
他のレギュラーはお杉婆さんが再
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.0

評判よろしくない作品だが、先月何本か観たマーヴェルの近作よりは面白かった。何よりもハーレイ・クインを見ているだけで飽きない。
色々言われている通り、ジョーカーはちょっと違うよなぁという感じ。
服役中の
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野良猫ロック ワイルド・ジャンボ(1970年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます。

梶芽衣子、藤竜也、范文雀が出ているが、第一作と繋がりは無く別の話。
新興宗教の現金輸送車強奪をチンピラ達が計画するが、最後は全員射殺されるという和製ニューシネマである。
藤竜也とチャールズ・ブロンソン
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.0

ベルトリッチ流『映画に愛をこめて』作品。
映画狂のアメリカ人の主人公と一卵性双生児の姉弟の奇妙な関係を軸に、監督の映画愛を感じる傑作である。
ネタにされる映画を見るだけでも楽しいが、最後の方でロベール
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最高の人生の選び方(2009年製作の映画)

2.0

疎遠だったプロ野球の元スター選手の父親と、現役選手の息子とのロードムービー。
祖父役のハリー・ディーン・スタントンの一言が胸に残った。

「生きていれば失敗の連続だ。それが人生ってものさ。」

牙狼 GARO RED REQUIEM(2010年製作の映画)

2.5

テレビ・シリーズの外伝で、鋼牙と烈火の遭遇編。敵キャラはセクシー女優の原紗央莉。
戦闘シーンのCGが今時のものとは緻密さに欠ける感じだが、世界観は相変わらずクオリティが高い。

狂気の行方(2009年製作の映画)

3.0

実の母親を殺したマザコンの気のふれた舞台俳優の話。
実話を元にしたもので、製作はデヴィッド・リンチ、監督はヴェルナー・ヘルツォークという豪華な布陣にしては地味な作品だが、静かな日常生活に潜む狂気を淡々
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エスター(2009年製作の映画)

3.0

吹替版で再鑑賞。初見の時もそうだが、エスターが男の子を最初に脅す場面の一言で正体が分かってしまう。脚本のちょっとした勇み足で、せっかくのミステリーが台無しになって残念。
正体は分かっていても、当時の実
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ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

2.5

ヒッチコック監督の遺作で、テレビのヒッチコック劇場の特別編みたいな感じで毒が薄い。
カレン・ブラック、ブルース・ダーンに『ローリング・サンダー』のウィリアム・デヴェイン、『ナッシュビル』のバーバラ・ハ
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