Jumblesoulさんの映画レビュー・感想・評価

Jumblesoul

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マグノリア(1999年製作の映画)

2.5

沢山の出演者による長尺の群像劇。とはいうものの無理やり人間関係を繋げたような感じが強い。そして新旧クイズ少年の話は必要だったのか微妙なところ。
最後の大量の蛙の雨は宗教的な意味合いがありそうだけど、意
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無頼の群(1958年製作の映画)

3.0

グレゴリー・ペック主演の復讐もの西部劇。
エンタメ西部劇全盛期の頃に、こんな暗くてギスギスした感じのものがあったとは驚き。
妻を殺されたペックが思い違いで別の悪党共を執念で追いかけるという展開が凄いが
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

2.5

久々の再鑑賞という事で本筋のストーリーよりも、他のパートに注目しながら鑑賞。
ブロークバック・マウンテンの自然の美しさに豪快な羊の群れ。そういや出ていたの、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウィリアムズにラ
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.0

三本の異なる作品を主人公を同一にして、一本の長編にしたような無理やり感のある作品。ただしテンポがいいので、どのパートもそれなりに面白かった。
前半は人間の縮小化編。全身の毛を剃る必要があるのなら爪はそ
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日本沈没(1973年製作の映画)

3.0

原作者の小松左京は大好きな作家だがライト感覚で書かれた中短編があまりにも面白く、実はガチなSFの長編は一本も読んでいない。
本作の題材は10年前の東日本大震災を境に印象が随分違ってくる。震災前なら良く
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月の輝く夜に(1987年製作の映画)

1.5

イタリア系家族の熟年ラブコメ。監督はノーマン・ジュイソン。
主演は本作でオスカーを獲ったシェールと、モト冬樹化する前のニコラス・ケイジ。日本人から見ればあらゆる習慣がちょっと理解できないイタリア系一家
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

4.0

デリヘルの待機所がメインの群像劇。冒頭のモノローグなど舞台演劇っぽいなと思ったら、元は監督の山田佳奈による舞台劇の映画化作品だった。
個性豊かなキャラによるデリヘル嬢やスタッフ達のエピソードが生き生き
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好奇心(1971年製作の映画)

2.5

ルイ・マル監督の半自伝作品。家政婦付きの豪邸に住むお坊ちゃまで、15歳にしては随分ませた子供の青臭い青春もの。
フレンチ・サスペンスの鬼才が作った割には捻ったところがない。最後の母親との情事も勢いにま
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この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

2.5

あまり好きじゃない役者トム・ハンクス主演作の中では、まずまずの出来の西部劇ロードムービー。
ニュースを有料で伝え歩く男の話、という変わった設定があまり生かされていない。娯楽も何もない時代と地域としても
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私は貝になりたい(1959年製作の映画)

3.0

上官の命令で捕虜の米兵を処刑した二等兵の不運を描いた反戦作品。本作が実話だとしたらとんでもない話だが、フィクションである。
軍事法廷裁判が無茶苦茶で、何故命令を拒否しなかったとか、腕を突き刺しただけで
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パリは霧にぬれて(1971年製作の映画)

2.5

ルネ・クレマン監督の産業スパイ・サスペンス。
傑作サスペンスを作り出していたクレマン監督作品にしては切れ味が悪いというか、今イチな出来。
とはいうものの、主演の若い頃のフェイ・ダナウェイの輝く美貌を充
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縛り首の木(1959年製作の映画)

3.5

ゲイリー・クーパー晩年の主演作。金鉱もの西部劇で、医師役。金鉱堀役のカール・マルデン、呪術師(?)役のジョージ・C・スコットが共演。
実質的に後半の主役になるヒロイン役のマリア・シェルがいい。寂しそう
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パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

2.5

ジョセフ・ロージー監督、アラン・ドロン主演作で邦題からずっとメロドラマかと思っていたが、不条理サスペンス・テイストのホロコーストものであった。
自分と同じ名の男を探す話で、カメラ・ワークがユニーク等見
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追想(1956年製作の映画)

2.5

昔の少女マンガにありそうな王朝もので、ユル・ブリンナーのお家芸みたいな舞台設定。
この作品でバーグマンは2度目のアカデミー主演女優賞を受賞。この頃はすでに40歳を越えていたので、さすがに普通の王妃役は
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ニア・ダーク/月夜の出来事(1987年製作の映画)

1.5

キャスリン・ビグロー監督の初期作品で、B級ホラーのバンパイヤもの。この手の作品は必ず恋愛が絡んだ話になるので苦手だけど、これも同じパターン。
キャストもランス・ヘンリクセン以外は魅力が無く、特撮も並の
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太陽のならず者(1966年製作の映画)

3.0

ジャン・ギャバン主演の王道銀行強盗もの。
泥棒は引退して実業家として成功しているのに、あのスリルをもう一度というわけで、真っ昼間に銀行を襲う。結局内輪の裏切りで最悪の結果にという話。目新しさは無いが、
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汝のウサギを知れ(1972年製作の映画)

3.5

ブライアン・デ・パルマ監督の初期作品で、たぶん唯一と思われるコメディ。終始ホンワカした雰囲気に、ほんの少しだけブラック・ユーモアな要素があり面白かった。
エリート会社員が退職して趣味のタップダンス・マ
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夕なぎ(1972年製作の映画)

3.5

大人の男女の三角関係もの。泥沼化したかと思えばまた復縁したりと、フランス人の感覚は理解し難い。
主演のロミー・シュナイダーは決して絶世の美女ではないけれど、笑うと幼女のように可愛いところが魅力的。本作
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ひきしお(1972年製作の映画)

3.0

70年代のヨーロッパ映画は、破滅すると分かっていながらどうする事もできないという雰囲気の作品が多い。
孤島に独りで犬と住む男と流れ着いてきた女のメロドラマ。男の刹那主義がその家庭と愛人を巻き込み、破滅
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ミネソタ大強盗団(1972年製作の映画)

2.5

ヘンリー・フォンダ版では何故か出てこなかったヤンガー兄弟のコール・ヤンガーが主役。イケイケのジェシー・ジェイムズに比べて、やや知性派なのが面白い。
70年代の西部劇らしく、エンタメ性やアクションは控え
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ダイアモンドは傷つかない(1982年製作の映画)

3.5

新人女優が初主演作で必ず脱いでいた良き時代の藤田敏八監督作品。
時代が80年代に入ってしまったせいか、秋吉久美子や森下愛子の出た70年代と違い東京の雰囲気に面白味がない。主役の山崎努が予備校教師という
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ニッケルオデオン(1976年製作の映画)

1.5

ライアン・オニールという役者が主演した作品はどんな名監督が作っても凡作になるというイメージがあり、これもそう。青春映画の大傑作『ラスト・ショー』のピーター・ボグダノヴィッチ監督でも同じだった。
映画黎
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白い暴動(2019年製作の映画)

1.5

クラッシュのバンド・ヒストリーものかと思ったら、英国70年代後半の人種差別撤廃運動RARのドキュメンタリーだった。クラッシュは完全に脇役。
当時のトム・ロビンソン、シャム69といったバンドのレア映像が
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仔鹿物語(1946年製作の映画)

2.0

電気も水道も無い地域に住む一家の、子供の成長物語。
熊狩りに子供を連れて行くなど、凄いワイルドライフに驚く。ロケーションは綺麗だけど、住むのはなかなか大変そうだ。
野生の動物を人間が飼うなんてどうして
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ピクニック(1955年製作の映画)

2.0

ブロードウェイで上演された舞台劇の映画化作品。
「ピクニック」というと、郊外の原っぱにブルーシートを敷いて飲み食いというイメージだけど、この話の中では大規模な村祭りの事でそのパートが結構長い。
一応恋
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雨の朝巴里に死す(1954年製作の映画)

2.0

スコット・フィッツジェラルド原作の、すれ違い夫婦メロドラマ。
エリザベス・テイラーを含め三人出てくる人妻の中では、ドナ・リードが一番綺麗。ヘボ作家役のヴァン・ジョンソンがいい味出している。他にプレーボ
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地獄への逆襲(1940年製作の映画)

2.5

ジェシー・ジェームズが主役だった『地獄への道』の続編。ジェシーが前作で死んでしまったので、生き残った兄フランクが主役。
監督がフリッツ・ラングのためか、後半の殆どが法廷シーンという凝った構成。単純な復
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夜の豹(1957年製作の映画)

2.5

リタ・ヘイワースが主演扱いになっているが、フランク・シナトラの主演作。本業は俳優というよりも歌手のシナトラが本領発揮の、リチャード・ロジャース&ロレンツ・ハートによる舞台劇の映画化作品。
サンフランシ
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痴人の愛(1934年製作の映画)

4.0

ベティ・ディヴィスが史上最低最悪のヒロインを演じた出世作。ビッチな女に惚れてしまった医学生の災難を描いた話で、原作は文豪サマセット・モーム。
眼力のみで全てを表現するディヴィスの演技力が素晴らしい。こ
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クランスマン(1974年製作の映画)

3.0

リー・マーヴィン主演のKKK団もの。監督は意外にもエンタメ作品の巨匠テレンス・ヤング。脚本にサミュエル・フラーが参加。
州によって違うとは思うけど、保安官を選挙で選出する地域の話。そのせいか、他の作品
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

2.5

このシリーズのどの作品を見てもいつも思うのは、はたして日本にこんな独特な世界が実際にあるのだろうか?という事。ファンタジーと割り切ればいいのか、しかし実際にこんな家族がどこかにいるかもしれないなどと混>>続きを読む

地獄への道(1939年製作の映画)

3.0

タイロン・パワー主演のジェシー・ジェイムズもの。本格的な映画化作品は世界初らしい。
裏切り者役のボブ・フォードは出てくるが、何故かヤンガー兄弟が出てこない。話をシンプルにするためか?
本作ではフランク
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初恋(ファースト・ラブ)(1970年製作の映画)

3.5

イワン・ツルゲーネフの半自伝的小説古典の映画化作品。父親役で出演しているマクシミリアン・シェルが監督も兼ねている。意外にも初映像化作品のようだ。
ツルネーゲフの父親は財産目当てで結婚した上に浮気を繰り
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ブレイブ(1997年製作の映画)

3.0

ジョニー・デップが現代の先住民役の、監督&主演作。
デップ自身がチェロキー族の遺伝子を受け継いでいるらしいが、他にフランスやアイルランド系も混ざっているせいか、あまり先住民には見えないのが残念。
低評
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足ながおじさん(1955年製作の映画)

2.5

アステア50代半ばの頃のミュージカル。ジンジャー・ロジャースとタップを踊っていた躍動感の溢れるものから、優雅さを強調したダンスに変わっている。
足の動きは勿論見事で、あの大きな掌を使った表現力は相変わ
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ガール・イン・ザ・ミラー(2018年製作の映画)

2.5

初主演作『カイト』ではパッとしなかったインディア・アイズリーだが、このホラーは彼女のキャラに合っている。母オリヴィア・ハッセーの面影が全く無いのが残念だけど美形。ただし撮影当時の実年齢は既に20代半ば>>続きを読む

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