Jumblesoulさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(2288)
ドラマ(8)

富美子の足(2018年製作の映画)

3.5

原作は文豪谷崎潤一郎の短編。キワもの的な雰囲気で安臭い官能作品かと思ったら、なかなか面白い掘り出し作品だった。
足フェチ老人役の、でんでんが安定の怪演。原作の方では実は主人公の野田青年役、淵上泰史も好
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.5

名作のリメイクはやらなきゃ良かったのに的な失敗作が多いので期待していなかったが、そこそこ面白かった。
時代を反映したのか、ブロンソンのオリジナルよりは設定がソフトになっている。さすがに未成年の娘をレイ
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フリーダムランド(2006年製作の映画)

2.0

バカなシングルマザーの狂言に振り回され、スラムの人種差別問題が暴動に発展するという話。という何だか無理矢理感のある展開でどうもピンとこない。
子供が失踪したからといって市民団体が遺体を捜索するっていう
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

1.5

官能ミステリー風な話だけど、結局病んだ人の妄想かいというオチが、投げやりでフェアじゃない感じ。
濡れ場を綺麗に撮ろうとするあまり、肝心な色気が全然伝わらない。もっともファッション・モデルみたいな細身&
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勝利への脱出(1980年製作の映画)

2.5

脱獄ものなのにあまり緊張感が無いエンタメ作品。
マイケル・ケイン、マックス・フォン・シドーという実力派が出演しているので、何とか最後まで観れたけど。
最大の見どころはペレのオーバーヘッド。ステロイドを
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スプライス(2008年製作の映画)

3.0

遺伝子交換グチョグチョ系の生化学ホラー。
何故か新種生物が鶏系の手足という辺りが気味悪いと思ったら、羽根がいきなり生えて飛んだりする。
話のテンポがいいので最後まで一気に観たが、後味の悪い結末はちょっ
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

最近は脇役や顔出し出演が多いアンソニー・ホプキンス堂々の主演作品。
女性FBI捜査官と元医師のお助けマンという組み合わせは、あの『羊』を思い起こさせる。理詰めのレクター博士と違って、本作の主人公は予知
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二人でお茶を(1950年製作の映画)

2.5

昨年5月に亡くなったドリス・デイ全盛期のミュージカル。
本業は歌手だが元々バレリーナを目指していただけあって、ドリスのダンスもなかなかのもの。
物語があまりにもベタなので退屈な面もあるが、暗いニュース
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静かなる男(1952年製作の映画)

1.5

ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演コンビのアイルランドを舞台にしたホーム・コメディ。
偏屈な乱暴者や呑兵衛もいるが、基本的に善人ばかりの村の話。つまり日本の寅さん映画みたいなもので、どうもこの
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クリスタル殺人事件(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コロナ・ショックのこんな時期にBSプレミアムでこの作品をオンエアしたNHK担当者は凄い(たまたまだと思うけど)。というのも、本作の殺人の動機が正に「ウィルス感染」だからだ。
ポワロに並ぶクリスティのレ
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.0

ギャンプル依存症をネタにした西部劇コメディ。ドタバタは無しで、物語と練り込まれた脚本でクスリと笑わせる佳作である。
夫婦役のヘンリー・フォンダとジョアン・ウッドワード、そして5人のギャンブラーが個性豊
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

2.5

主人公が神父や牧師の宗教ものは、難解な作品が多い。本作もその一つで地味な内容ながら、ベテラン脚本家のポール・シュレイダーが監督しただけあって最後まで一気に観させてしまう。
ただし、やはりキリスト教に精
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終着駅(1953年製作の映画)

2.0

日本のお昼にやっていたヨロメキ・ドラマの原型みたいな、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の古典メロドラマ。脚本にトルーマン・カポーティが参加している。
主演は場面ごとにチャイナドレスを着替えるという世紀の珍
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

1.0

『なりすまし』をテーマにしたミステリーもどき。
たぶん原作がそうなのだろうけど、こんな薄っぺらな話をわざわざ映画にした制作側もそうだが、それがヒットしてしまうんだから邦画ファンのレベルの低さにも呆れる
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過去を逃れて(1947年製作の映画)

3.5

悪女ものハードボイルドの隠れた傑作。
主演は暗い過去を持つ元私立探偵役でロバート・ミッチャム。ギャングの親分役でカーク・ダグラス。
登場する三人の女優が美形揃い。特にジャンヌ・モローに少し似た悪女役ジ
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地獄の逃避行(1973年製作の映画)

3.0

マーティン・シーン、シシー・スペイセク共演の実録連続殺人もの。
些細な事でキレる主人公の青年が、出会う人々の殆どを射殺していく。何故か恐怖心もなく青年に付いていく少女役のスペイセクは、これが主役級初の
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

3.0

時代設定が不明だが、電気も通らない寒村だからこそ成り立つ純愛ドラマ。これが町だと、なかなか難しそう。
チャン・ツィイーが奇跡的な可愛さ。将来夫になる相手役の先生が今風の整形イケメンでないのがいい(笑)
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皆殺しのバラード(1966年製作の映画)

2.5

ジャン・ギャバン主演のノワールもの。
ギャバンはギャングというよりも密輸団の元締め役、という事もあり話はやや地味。アメリカ人の潜入捜査官に好き勝手にやられて、最後はお縄にという結末もフランスらしくない
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ブロークン 過去に囚われた男(2014年製作の映画)

3.5

アル・パチーノ主演の頑固な老人もの。
バチーノといえば、マフィアの二代目ボス役のイメージが強い人が多いと思うけど、『スケアクロウ』の気の弱い青年の方が強く印象に残っている。そのパチーノも刑事やギャング
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打撃王(1942年製作の映画)

2.5

野球もの映画の古典。偉大なMLBの選手で、難病のために37歳の若さで亡くなったルー・ゲーリッグの実録もの。
撮影時に既に40歳を過ぎていたゲーリッグ役のゲイリー・クーパーが、大学生やルーキーの時代も演
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ならず者(1943年製作の映画)

1.5

大富豪ハワード・ヒューズが40年代に道楽で作った西部劇。
素人監督のせいか、色々とセンスが悪い。特にヴィクター・ヤングのミュージカル映画用みたいな音楽が終始流れるのが最悪。
西部劇なのにガンファイトは
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マイルス・デイビス: クールの誕生(2019年製作の映画)

3.5

5年前にドン・チードルが監督・主演した『マイルス・アヘッド』はそれなりに見どころはあったけど、ちょっと違うなという印象だった。
本作はマイルス・デイヴィスの公式ドキュメンタリーという事で、売出し前の時
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いぬ(1963年製作の映画)

2.5

何はともあれ、邦題を『いぬ』とシンプルな平仮名にした当時の配給会社のセンスが素晴らしい。今なら「密告者」等、手抜きの邦題にされるだろう。
ジャン・ピエール・メルヴィル監督得意のノワールもの、主演はジャ
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そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.5

ポアロもミス・マープルも出て来ないが、間違いなくアガサ・クリスティの最高傑作ミステリーの初映画化作品。監督はルネ・クレール。
そして誰もいなくなるわけではない結末で分かる通り、本作は小説ではなくクリス
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夜も昼も(1946年製作の映画)

4.0

20世紀の最も偉大な作曲家コール・ポーターの半生記。
ポーター作の曲を聴いていると、色々な思い出が蘇ってくる。音楽に何の興味の無い人が観ても、凡庸なメロドラマにしか感じないと思うので観なくてもいい作品
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

2.0

監督は本業がファッション・デザイナーだそうで、映画人とは言い難い人物。そんな人がアート感覚で作ったらこんなの出来ましたと言いたげな映画。
映画内小説(?)のアメリカの田舎は怖いよ話はともかく、アートで
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モロッコ(1930年製作の映画)

3.0

70年代にNHK教育テレビで観て以来の再鑑賞の古典メロドラマ。
有名なラスト・シーンがいい。サハラの砂漠の砂は日中熱くて、とても裸足で歩けないというツッコミもあるが、まぁ許せるかというところ。
女たら
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ガン・ファイター(1961年製作の映画)

3.0

ロバート・アルドリッチ監督得意のゴツゴツした西部劇。
ただし本作はアルドリッチ監督には珍しく恋愛要素が強め。これは脚本がドルトン・トランポだからだろう。
保安官ロック・ハドソン、お尋ね者のカーク・ダグ
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霧の波止場(1938年製作の映画)

4.5

これまで観た30年代フランス映画の中では最高傑作。
霧の深いル・アーヴルの港町が舞台。人生に疲れたような登場人物達に哀愁が漂う雰囲気がいい。
いつもの頑固なキャラの中に影のある軍人役、ジャン・ギャバン
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双頭の鷲(1947年製作の映画)

2.5

ジャン・コクトー監督による王宮ものメロドラマ。
昭和の少女マンガにありそうなベタな話だが、コクトー自身による気品のある脚本が素晴らしい。
前年の傑作『美女と野獣』に比べると、撮影スタッフが変わったせい
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オルフェ(1949年製作の映画)

2.5

ギリシャ神話を下敷きにしている事で元ネタに詳しくないせいか、ちょい苦手なタイプの作品。監督はジャン・コクトー。
この時代の作品にしては上から撮影したりとカメラワークが自由で斬新。マリア・カザレスが美人
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三つ数えろ(1946年製作の映画)

2.5

レイモンド・チャンドラーの長編デビュー作『大いなる眠り』の初映像作品。70年代にはロバート・ミッチャム主演版もあり。
邦題は終盤のフィリップ・マーロウのセリフから借用されているが、原作が有名なので『大
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七人の無頼漢(1956年製作の映画)

3.5

少しだけミステリー風味のある娯楽西部劇。
上映時間約80分の中に映画の面白さを色々詰め込んだ、隠れた傑作といえる。
主演はランドルフ・スコット。撮影当時はもう50代後半なので、西部劇のヒーローというよ
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ヴィレッジ(2004年製作の映画)

4.0

劇場公開時以来の再鑑賞。
ナイト・シャマラン監督作品は評判の良かった『シックス・センス』『サイン』が全くつまらなかったので期待してなかったけど、本作は実に面白かった。今のところシャマラン作品の最高作と
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我等の町(1940年製作の映画)

1.5

アメリカの小さな田舎町の平凡な一家の話。
ヒッチコック似の映画演出家が、何度も語り部として登場するという独特な構成。話があまりにも在り来たりなので、普通は邪魔に感じるが出てきても気にならなくなる。
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グレン・ミラー物語(1954年製作の映画)

3.5

70年代洋画劇場の定番作品。当時はもちろん吹き替えだったので、字幕原語で観たのは初めて。何よりも驚いたのはミラー夫人役のジューン・アリソンが、ドスの効いたハスキーボイスだった事。
登場人物達の全てが善
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