このレビューはネタバレを含みます
コナン映画の中でもトップクラスで脚本がよくできてるなぁ。
登場人物全員の見せ場を適度に作りつつ、ロマンスとサスペンス、映画に適したアクションのバランスがとても良い。
犯人の富士山をぶった斬る演出とか言葉要らずで一目でとてもわかりやすいし狂気的で良い。
げんたの米に始まり、ロマンスに準じたあゆみちゃんの秒数数え、伏線回収も鮮やか。
灰原の破滅的な性格もサスペンスを際立たせるし、蘭のパワーも健在、あゆみちゃん可愛い。
ツッコミ始めたらキリないけどかなりコナンってことでご愛嬌で済ませられるレベルに抑えてる気がする。
青山剛昌先生がプロフェッショナルで「サスペンスとロマンスを描く上での相性の悪さ」を語ってたけど、今作は本当に上手く踏襲してると思う。
蘭と新一って結構ネタにされるけど、普通に良いなぁとか思っちゃうくらいにはラブラブで羨ましい。