JTKの映画メモ

危険がいっぱいのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

危険がいっぱい(1964年製作の映画)
4.0
アラン・ドロンはわしが子供の頃、絶大なる人気だったので大抵の映画は観てるはずだが、これは観てないかも。全く記憶にないので。
監督は「太陽がいっぱい」のルネ・クレマン監督。
面白くないはずがない。

やくざのボスの奥さんと浮気して命からがら逃げる男前をアラン・ドロン、それを匿うわけありの大金持ちの未亡人をローラ・オルブライト、同居するピチピチの従姉妹の女子をジェーン・フォンダが演じる。見事に美男美女。それだけで観てて楽しい。
この頃のフランス映画の多くがそうであるように使われる音楽はモダンジャズ。タイトルバックもエンディングも使われ方が頗るカッコいい。
ひねりの効いた展開のラストまで映像も音楽もひたすらスタイリッシュ。
美男美女が主役で、悪者のギャングは絵に描いたようなルックスで。そういった古のステレオタイプも懐かしさもあって、ある意味ホッとしますな。

しかしアラン・ドロンは追われる役がよく似合いますわね。

ダビングしたBlu-rayのリスト作ったらトリュフォーとか沢山あったのでフランス映画を観直したくなりました、とさ。苦手なゴダールも試しに観てみようかな。