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101匹わんちゃんのhokaのレビュー・感想・評価

101匹わんちゃん(1961年製作の映画)
2.8
CruellaはCruelからの造語だと思うが、彼女の立ったキャラでこの作品は成立している。
彼女が何故ダルメシアンの成犬ではなく仔犬にこだわったのかは分からないし、(まあ恐らく耐久性よりも質感を重要視したからだと思うが)売れない作曲家な筈のロジャーのアパートに何故か家政婦が雇われているし、いなくなったポンゴ達を心配して探しにいった様子もないし、ポンゴ達が引き取った他84匹の仔犬の親だって我が子達を探している筈なのに、そのことを全く気にしている様子もない。

そして101匹に増えた犬達の世話はナニー一人に押し付けるのだろうか?

これはアニータ達に悪意が見られない分、クルエラよりもよっぽどクルエルでは無いだろうか?

無論アニメーション技術と犬の可愛さを愛でる映画だとは理解しているつもりだし、子供達は単純に楽しめるのだろうが、おっさんが今見るとどうもそういった脚本の粗が見えてしまって、イライラしてしまう。
そんな胡乱な目で見てしまうのは、無垢ではいられない大人になってしまったという事か。
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