「my favorite things」大好きな歌
辛い現実から少しでも離れるかのように、音を頼りに大好きなミュージカルで現実逃避、理想を描くセルマ。
ハスキーボイスの歌が苦手だった。けど表現力が圧倒的。
息子の手術代のために貯金していたことをずっと大切に秘密にしてきたのに、この人ならと思って話してしまうことで、人生が大きく変わってしまう。辛く切なく虚しく苦しい物語だった。
盲目ということで、周りの人がいいようにしていることが腹ただしい。
偽善者か、ほんとにいい人なのかがくっきりと浮かび上がってくるのが、本当にしんどかった。
担当の女性警察官すごく辛かっただろうな。
処刑場で泣き叫ぶシーン、板に縛られて絞首されるシーン。息子のメガネが手から床に弾き落ちる画。全てが苦しく、理解したくなかった。
もっと優しい世の中であってほしい。