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ダーリングのoncochiのネタバレレビュー・内容・結末

ダーリング(1965年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


嗚呼、今度生まれ変わるとしたら、女としてこんな人生も送ってみるのも悪くない!!

そんな「わらしべ長者」のようにどんどん男のランクが上がっていく、ウマい話があるわけないやろーっ!・・・と思いっきりツッコミたくなる展開なのですが、そこは皮肉な英国映画。
結局、常にお城で何不自由なく暮せる生活が、ダーリンの自由をかえって奪う皮肉な結果となり、いたたまれなくなった彼女は、お忍びで英国に戻ります。
そこでロバートと逢うのですが、愛し合った直後に彼から言われたのは「昼の便でイタリアへ帰れ」という冷たい言葉でした。
この時期になって、ようやく自分はもう昔のように自由奔放に生きていく事は出来ないと悟った彼女は、すべてを諦めローマに戻る飛行機に消えていくのです。

ジュリー.クリスティは「ドクトル.ジバゴ」が有名だけど、この映画でアカデミー主演女優賞をとっているようです。
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