shibuya

しとやかな獣のshibuyaのレビュー・感想・評価

しとやかな獣(1962年製作の映画)
4.8
大映4K映画祭
若尾文子映画祭で見逃し、3年経ってやっと鑑賞

戦後の倫理に余裕のない生き方、高度経済成長期の皮肉
団地の狭いセットをあらゆる角度から映すカメラアングルで独特な構図が出来上がる
父の双眼鏡→娘の入浴シーンの変な編集
階段とセットの空と月明かりと不快指数が印象的
団地×詐欺一家で『ほえる犬は噛まない』『パラサイト』を思い出した
ポンジュノは影響を受けているらしい

古いわりにとかじゃなくてほんと面白かった
邦画に全然手をつけていなかったことを反省するとともに、まだまだたくさんの名作に出会える喜びを知った

心も身体も全部であなたを愛したわ
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