MarkAKG

パーフェクト ストームのMarkAKGのレビュー・感想・評価

パーフェクト ストーム(2000年製作の映画)
5.0
本作には個人的に思い入れがあるがそれは最後に書きます。

丁度20年前の真夏公開の海洋実話デザスター作品!!
アルマゲドンみたいなのを想像して勘違いな人がロッテントマトとかで的を得てないコメントしてますが、
本作は※実話※なんです。
それでいて名画なのに評価低い人の気が知れない。

2000年の作品にしては特撮も素晴らしいし台風の所以外の人間模様も素晴らしい。 (アビス以降メアリーエリザベスは海洋ものが似合う)
彼らは、漁師町に生まれ漁師として誇りを持ってるが漁師になりたかったとか楽しいとかは別で、そこに海があり先人達が皆漁師だったから、なぜ漁師か?
という問いは、なぜ息をしているのか?という愚問に等しい。

現代の様々な職種の中で何となく見つけた仕事もしっくり来ない。とかそういう次元ではない。
それ以外にはないということ。
漁をするか生きないか。
その仕事への思考、半沢級。
この''生き様''は憧れる。

あと海上保安の人々の勇敢さ。
どれだけ訓練してもシュノーケルのみで荒れ狂う海に入り人命救助なんて想像しただけで怖い。

とにかくメインキャスト以外も全員いい。(レイダースのヒロインの人出てますねw)

はい最後に、本作は丁度20年前にTXでやってた深夜番組、
''シネ通''で取り上げました。
自分も短い間スタッフ(駆け出しAD)で、初めて本作で試写会というのに行き、初めてマークウォルバーグというハリウッドスターを3mくらいの距離で生で見ました。

またシネ通に準レギュラーだった女優兼コメンテーターのラスティシュウィマー(演技上手い)が本作に出演。しかも良い役です。

本作が名作という点と、ジャスト20年前の真夏公開の海洋映画と社会人1年目の激務とか汗とか想いが交差し自分的には忘れられないのです。

追記
本作の
1ヶ月後公開したU-571が、
また本監督ウォルフガングペーターゼンの代表作Uボートを彷彿とさせるなんて事もありました。

さらに、全く同時期にロシアの原子力潜水艦が爆発。
海底に沈むという本当に痛ましい事故がありました。

とにかく海は危険が必ず付いてきます。
以上
MarkAKG

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